vol.11 故郷を創る 30回目の東九条マダン
故郷――。出生地や、幸せな時期を過ごしたところ。国家暴力で根こぎにされる前、祖父母らが過ごした地に思いを馳せる者もいれば、大切な人が居る空間をそう呼ぶ者もいるだろう。様々な答え、解釈がある問い。加えて私にとって「故郷」とは、「創るもの」だ。...
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新大久保駅そばで1989年から29年間、地元の人に愛され、惜しまれつつ閉店した「お好み焼きおうさか苑」の味を引きついだお好み焼き屋が「お好み焼幸永 おうさか苑」として新宿に復活した。今年5月にオープン。店長の朴寿福さん(33)は、「おうさか...
どの料理もボリューム満点で食べごたえがある。故郷は慶尚道という2世の河美子さん(74)が子育てをしながら切り盛りしてきたお店で、すべてのメニューに「家庭の味」のエッセンスが宿っていた。何を食べてもおいしいのだ。驚いたのはタン塩の分厚さ。カル...
「食を通して、在日朝鮮人について理解してもらうため。朝鮮人であるということを自負しているし、負けたくないから」 痛快に語り、明るく笑い飛ばす許玉麗さん(70)の、創業の思いだ。 韓国家庭料理店「唐辛子」は、1999年に四日市市羽津に本店がオ...
太平洋を望む茨城・大洗の夏見海岸。海辺に広がる砂浜は素足に心地よく、日の出を拝み、サーフィンを楽しむ人々をながめるだけで、ゆったりとした時間が流れていく―。贅沢な非日常を味わってきた。 グランピングとは、グラマラス(魅惑的な)とキャンピング...
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