タグ: 在日朝鮮人を見つめて

広告

在日朝鮮人を見つめて

vol23.心臓がつぶれるほどの痛みとともにー幼保無償化、勝つまでの闘いが始まった

写真:中山和弘 在日朝鮮人3世、金香喜さん(1990年生)には、「原点」となる記憶がある。 2016年1月5日、朝鮮学校への補助金支給再開と高校無償化の適用を求めて続いている大阪の抗議運動、「火曜日行動」でのことだ。生後半年の長女を抱き、抗...

在日朝鮮人を見つめて

vol22.「記憶の断絶」と対峙する―金洙榮さんを見送りながら

別れと感謝、お詫びを告げようとのぞいた棺の中に、彼は横たわって居た。白髪が増えていた以外、最後に会った時から何ら変わりない。死に化粧を差し引いても、癌で闘病していたとは思えないふくよかな、苦悶のない顔だった。社会保障からの朝鮮人排除を法廷で...

vol.21 誰にも奪えない権利

象徴的な意味でいえば在日二世以降の権利運動は、日立就職差別裁判の原告、朴鐘碩さんが、支援報『玄界灘』に박종석と署名したことに始まる。以降、名前を巡る在日の闘いは続いてきた。 先日、自宅に、ある冊子が届いた。『なまえは私のアイデンティティ 当...

在日朝鮮人を見つめて

vol20.「いま」とは違う、「いま」を~京都の歴史的勝訴から5年

 ナショナリズムを煽り立て、安倍晋三氏が二度目の宰相の座についてから7年近く。私たちは、過去最悪を更新し続ける「いま」を生きている。暗い時代だからこそ先人の闘いに学び、それを誰もが触れられる記録として残したいと願い、私は様々な記録を紐解き、...

在日朝鮮人を見つめて

vol19.志操の人・朴鐘鳴さんを偲ぶ

人間は言葉、とりわけ先人から受け取った言葉でできている。昨年4月16日、90才で亡くなった朴鐘鳴さんは、私という人間を形作る数々の言葉を下さった一人である。一周忌の今年5月18日、京都市の同志社大で偲ぶ会が催され、私も出席し、発言の機会を頂...

vol18.人間の尊厳を護る法を

「暴力悪いんは分かってる。でもうちのムラでならみたいなんが起きたら、懲役行く覚悟だけはしといてくれ」。ヘイトデモに退治する度に私は、3年前に死去したある部落解放運動のリーダーがごく近しい仲間にだけ告げたこの一言を想起する。「奈良」とは、京都...

vol17.私、私たちは問われている~最後の地裁判決を受けて

去る3月14日、高校無償化訴訟の福岡判決が言い渡された。地裁段階では最後ゆえ、高裁含め全国5か所での争点が網羅されていた。とりわけ東京高裁で浮上した不指定処分の二つの理由が孕む論理的矛盾(28―29頁参照)への判断が期待されていたが、裁判長...

在日朝鮮人を見つめて

vol16.揺れ、のたうちながらも~冨田さんの闘いぬいた意志

少し躊躇してから、力強い声で彼女は言った。「『教組が要らん事するからや』と言われてね、私も一瞬、『もしかすると、そうなんかも』と。そんな考えが頭をよぎった自分自身が許せなかったんです」――。元中学校教員、冨田真由美さん。徳島県教組書記長時代...

在日朝鮮人を見つめて

vol15.ウトロの「徴用工」崔仲圭を想う

「暴力悪いんは分かってる。でもうちのムラで奈良みたいなんが起きたら、懲役行く覚悟だけはしといてくれ」。ヘイトデモに対峙する度に私は、3年前に死去したある部落解放運動のリーダーが、ごく近しい仲間にだけ告げたこの一言を想起する。

広告