文化・歴史 – ページ 12 – イオWeb

カテゴリー: 文化・歴史

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vol.3 声は、必ず誰かに届く― 伊藤詩織さん、高裁でも勝訴

「投壜通信」――難破船に乗る者が、沈みゆく船の中で大切な人に宛てて手紙を書き、壜に詰めて海に投擲する行為のことだ。思いもかけぬ災厄の中から、それでも「いつの日にかはどこかの岸辺に――おそらくは心の岸辺に――流れ着く」ことを信じて。詩人、パウ...

【特集】 私の恩人

「恩人」と聞いて、あなたは誰を思い浮かべますか。高校、大学時代の恩師、職場の上司や同僚、地元の先輩、はたまた偶然出会った名前も知らぬあの人―。進学や就職、独立など人生のさまざまな岐路で手を差し伸べ、導いてくれた人がいるはずです。今月号の特集では、そんな「恩人」にまつわるストーリーを各界各層の同胞たちに語ってもらいました。

これからの未来、描く場に/東京朝鮮中高級学校沿革展示室

座談会 朴龍浩×金哲秀×朴秀太 在日朝鮮人による中等教育が75周年を迎えた2021年10月、東京朝鮮中高級学校の校舎2階に学校沿革展示室(以下、沿革室)が完成された。75年の歴史を見せることに加え、学校の未来を考える場にしたいと空間デザイン...

“世界への違和感”から物語を紡ぐ/【イオインタビュー】Vol.7 李琴峰さん

2017年のデビュー時から一貫して、現代社会に暮らすマイノリティの目線で性や国籍、死生観について多彩な物語を紡いできた李琴峰さん。昨年は、日本語で執筆した5冊目の著書『彼岸花が咲く島』が芥川賞を受賞した。どのように社会を眼差し、創作に結びつ...

vol.65 四日市初中創立75周年記念誌 추억모이

三重トンポよ、阿倉川へ 2021年9月1日に創立75周年を迎えた四日市朝鮮初中級学校の有志たちが記念誌「추억모이(チュオッモイ、思い出集め)―阿倉川と共に」を同年10月15日に出版した。三重県にたった一つの朝鮮学校の思い出を探し集め、記録に...

【特集】在日コリアン、名前の話

4世、5世が生まれるこの時代、ウリイルムで育てたい、と願う人たちがいます。一方、在日コリアン社会を見渡すと、植民地時代の「創氏改名」の名残もあり、日本名で暮らす人たちも少なくありません。日本の公立学校に通うコリアンルーツの子どもたちの民族名...

vol.2 焼け跡に立ちあがる言葉

差別と闘うとは、今とは違う世界を夢見ること。現実を凌駕するだけの想像力を鍛えることだ。共に闘う繋がりの拡大だけではない、いまはまだ出会えぬ者たちとも友人、きょうだいとなり得る未来を思い描き、対峙している相手も変わり得るとイメージすることだ。...

“ウリハッキョありがとう” ― 名古屋初級を彩るランタンに想う

2021年12月22日午後6時。真っ暗に染まった寒空の下、名古屋初級を色とりどりの灯が包み込んだ。愛知県尾張地域青商会の主催で行われた「名古屋朝鮮初級学校キャンドル&スカイランタンナイト」。 22年4月の校舎移転を目前に、子どもたちや参加者...

vol.1 “大きな希望”をめざして

人種、民族差別を巡る司法判断は、被害者の闘いで少しずつ、でも確実に前進してきた。人種差別撤廃条約を援用した勝訴の流れと、法廷応戦を通じた「回復モデル」を作った「京都朝鮮学校襲撃事件」。 直接の被害者が日本人であっても人種差別を認定、女性差別...

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