vol.12(最終回)想いが行き交う教室
筆者●呉明希先生(24、九州朝鮮初中高級学校) 毎週月曜の朝はきまって、休日の出来事やそこでの楽しい話をするのがルーティンになっている。 「昨日博物館に行ったんだ!」「私はハラボジ(祖父)、ハルモニ(祖母)のお家へ遊びに行ったよ!」など...
広告
筆者●呉明希先生(24、九州朝鮮初中高級学校) 毎週月曜の朝はきまって、休日の出来事やそこでの楽しい話をするのがルーティンになっている。 「昨日博物館に行ったんだ!」「私はハラボジ(祖父)、ハルモニ(祖母)のお家へ遊びに行ったよ!」など...
大阪市旭区に建つ城北朝鮮初級学校。築62年の木造校舎は古く、学校の規模は決して大きくないが、地域同胞と日本人市民有志たちの愛校心と支援によって創立以来、63年の年輪を刻んできた。 △今月のハッキョ 城北朝鮮初級学校 歴史:1945年11月~...
2020年に創立75周年を迎え、新校舎を竣工した東京朝鮮第3初級学校(板橋区)。解放後の比較的早い時期に同胞の個人宅で始まった学び舎が発展した経緯、またその後の教育現場を支えた同胞たちの話をまとめた。 年齢問わず皆で「アヤオヨ」 1945年...
大阪府北部地域の子どもたちが通う北大阪朝鮮初中級学校。卒業生、在校生、地域同胞たちは学校を指して「チェジャリ」(「元の場所」「自分の位置」の意)と言い、愛情を注いでいる。 △今月のハッキョ 北大阪朝鮮初中級学校 歴史:1957年4月1日、東...
筆者●呉明希先生(24、九州朝鮮初中高級学校) ある日の休み時間、ひとりの女の子が「ソンセンニムの国語(朝鮮語)の教科書を貸してくださ~い」と言ってきた。まったく同じ教科書をもっているのに、わざわざ私の教科書で何をするのだろう。 「コマ...
筆者●金美蘭先生(27、和歌山朝鮮初中級学校 教員) 1年生の日本語授業で取り上げる「せんせい、あのね」。これは、子どもたちがソンセンニム(先生)に伝えたいことや自分の考え、気持ちを作文にすることを学ぶ授業である。毎年「せんせい、あのね」...
東大阪朝鮮初級学校のオモニ会は、日本全国の朝鮮学校の中でも早い時期に立ち上げられたオモニ会として知られている。今回、歴代の会長たちにインタビューし、草創期を中心に会の活動を振り返ってみた。 「みんなでやってみよか」 学校創立50周年に際して...
近隣の大阪国際空港(伊丹空港)から飛び立った飛行機が、伊丹初級の上空を通り過ぎていく。かつて伊丹空港、宝塚・武庫川の改修、鉄道の工事現場には多くの同胞が駆り出されていた。劣悪な労働に苦しみ、読み書きができない辛さを体験したがゆえ、同胞たちの...
広告