閉鎖令にも轟音にも負けず/おいでよウリハッキョ vol.52 伊丹朝鮮初級学校
近隣の大阪国際空港(伊丹空港)から飛び立った飛行機が、伊丹初級の上空を通り過ぎていく。かつて伊丹空港、宝塚・武庫川の改修、鉄道の工事現場には多くの同胞が駆り出されていた。劣悪な労働に苦しみ、読み書きができない辛さを体験したがゆえ、同胞たちの...
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近隣の大阪国際空港(伊丹空港)から飛び立った飛行機が、伊丹初級の上空を通り過ぎていく。かつて伊丹空港、宝塚・武庫川の改修、鉄道の工事現場には多くの同胞が駆り出されていた。劣悪な労働に苦しみ、読み書きができない辛さを体験したがゆえ、同胞たちの...
筆者●金美蘭先生(26、和歌山朝鮮初中級学校 教員) 涼しい教室で国語(朝鮮語)の授業をしている時だった。クーラーの風を浴びながら、子どもたちは思わず喜びの声を漏らす。「아야어여…あ~시원해(気持ちいい)~」「오요우유…あ~서늘해(涼しい...
年間、約2000人もの来客があるという滋賀朝鮮初級学校。顔の見える関係を大事に育んできたことで、近隣住民はじめ、「滋賀ハッキョ勝手に応援団」(本誌57pに詳細)をはじめとした地域の人々も愛着を持って“ウリハッキョ(私たちの学校)”と呼んでい...
かつての同級生が集まり、昔を懐かしみながら親睦を深める。幅広い世代の卒業生たちがつながり、母校をサポートする――今回の特集は朝鮮学校の同窓会にスポットをあてました。日本各地で行われている同窓会イベントや連合同窓会の活動を取り上げ、同窓会にまつわるさまざまなエピソードを紹介しながら、同窓会の意義や可能性についても考えてみました。
筆者●金美蘭先生(26、和歌山朝鮮初中級学校 教員) ある日の授業中、ひらがなかるたを楽しんでいた1年生。負けん気の強い子どもたちは一つでも多くのかるたを取ろうと必死で、4人の手が重なると「わたしの! ぼくの!」とかるたが破れそうになるほ...
兵庫県西部で唯一の朝鮮学校である西播朝鮮初中級学校(姫路市)。同校の前身である朝連飾磨学院中等部は、民族教育の歴史における中等教育発祥の地の一つと言われている。 △今月のハッキョ 西播朝鮮初中級学校 歴史:1946年6月26日、朝聯飾磨初等...
6年間の休校を乗り越え、2014年に蘇った奈良朝鮮幼稚班。地域住民との交流が盛んな同幼稚班に通う4人の園児たちは、同校の職員と地域同胞、日本市民に愛され、守られ、元気に育っている。 △今月のハッキョ 奈良朝鮮幼稚班 歴史:1969年4月、奈...
戦争と植民地に対する贖罪の気持ちを胸に抱きながら、朝鮮人の子どもたちの未来のために朝鮮学校で教壇に立った美術教員「青山先生」。在日朝鮮人美術史を研究しながら出会った一人の日本人教師について、資料やインタビューからひもとく。 美術の楽しさ教え...
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