【特別企画】世界の戦跡・平和博物館
戦争の記憶を物質化して見せてくれる戦跡・平和博物館は、それぞれの国や地域が直接的
あるいは間接的に関わった戦争の姿を、具象的に伝えてくれる。戦争や虐殺があった
まさにその場に建てられた場合は、否応ない事実の力によって鮮烈な記憶を体感することができるだろう。
過去への旅、そこには現在と未来に向けたメッセージがある。
広告
戦争の記憶を物質化して見せてくれる戦跡・平和博物館は、それぞれの国や地域が直接的
あるいは間接的に関わった戦争の姿を、具象的に伝えてくれる。戦争や虐殺があった
まさにその場に建てられた場合は、否応ない事実の力によって鮮烈な記憶を体感することができるだろう。
過去への旅、そこには現在と未来に向けたメッセージがある。
国連・社会権規約委員会第50回会議(スイス・ジュネーブ、4月29~5月17日)で日本政府の報告書に対する審査が行われるのに際して、朝鮮学校に子を通わせる母親たちで構成された代表団が4月28日から5月3日まで現地を訪れた。「高校無償化」制度からの排除をはじめとする日本政府の朝鮮学校に対する差別政策の不当性を国連の場で訴え、是正に向けた国際世論を高めるため、オモニたちが立ち上がった。
朝鮮民主主義人民共和国の人々や風景を撮影した写真集「隣人。38度線の北」が昨年12月21日に出版された。撮影したのは写真家の初沢亜利さん。初沢さんは写真集のために4度、朝鮮を訪問、朝鮮の人々と交流を深める中で、これまで日本には伝えられなかった朝鮮の様々な「表情」を伝えている。初沢亜利さんに写真集にまつわる話を聞いた。
朝鮮民主主義人民共和国の女子生徒たちにロックを教える、という前代未聞のプロジェクトに挑戦したミュージシャンのファンキー末吉さんが、2006年から足かけ6年にわたる交流を「平壌6月9日高等中学校・軽音楽部」(集英社インターナショナル刊)にまとめた。「オデコ」「アネゴ」「ボンボン」「末っ子」――ファンキーさんがニックネームで呼ぶ少女たちとの出会いを振り返ってもらった。
大阪朝鮮学校を支援するためのモアコンサート(主催:朝鮮高級学校無償化を求める連絡会・大阪)が2012年11月16日、東大阪市立市民会館大ホールで行われ、同胞や日本人市民ら1500人が観覧、会場を埋めた。コンサートには「朝鮮学校のこどもたちにステキな未来を」というキャッチフレーズがつけられていた。
多文化・多価値を抱えて生活する人々への理解を対話によって深め、想像力を養うことで、地域社会をより豊かな場所へと作り上げていくことを目指す人々がいる。「ダイアローグ岡山」―2003年に発足した、社会学研究者やアーティスト、在日朝鮮人の若者など、さまざまな背景を持つ人々のグループだ。
日本による朝鮮植民地支配。凄まじい国家暴力により、祖国を、民族を、 名をも奪われた朝鮮人たちは、強制的に日本に連行され、過酷な労働現場で酷使された。 どれほどの在日朝鮮人1世たちが異郷の地で、ふるさとを想いながら果てていったのか――。 特集では、朝鮮人強制連行真相調査団の結成40周年に際し、 問うべき日本の植民地支配の事実、継ぐべき1世たちの受難の記憶に光を照らす。
広告