朝鮮半島 – ページ 7 – イオWeb

カテゴリー: 朝鮮半島

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vol.5 一世からつないだ魂のリズムで

「ウトロ平和祈念館」(京都府宇治市)が4月30日に開館した。 レイシズムと歴史改竄が蔓延するこの日本社会において、その存在自体が一つの抵抗だ。大型連休中は、マダン劇公演や記録映画の上映会などの記念行事が催され、延べ約2000人が参加した。最...

vol.4 潮目は変わりつつある ウトロ放火事件起訴から2ヵ月

ヘイト犯罪を巡る刑事司法の判断は、蛇行しつつも前には進んでいる。とりわけ京都朝鮮学校襲撃事件を出発点に、川崎・桜本の地域一丸の闘いを決定打に実現した日本初の反差別法「ヘイトスピーチ解消法」成立以降、それは顕著に表れている。 2016年10月...

海底に眠る犠牲者に尊厳を/長生炭鉱水没事故80周年犠牲者追悼集会

長生炭鉱水没事故80周年犠牲者追悼集会が2月12日、山口県宇部市の長生炭鉱追悼ひろばで行われた。集会には李実・総聯山口県本部副委員長をはじめとする同胞と、「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会」の井上洋子、木村道江両共同代表をはじめ日本の有志ら1...

vol.3 声は、必ず誰かに届く― 伊藤詩織さん、高裁でも勝訴

「投壜通信」――難破船に乗る者が、沈みゆく船の中で大切な人に宛てて手紙を書き、壜に詰めて海に投擲する行為のことだ。思いもかけぬ災厄の中から、それでも「いつの日にかはどこかの岸辺に――おそらくは心の岸辺に――流れ着く」ことを信じて。詩人、パウ...

vol.2 焼け跡に立ちあがる言葉

差別と闘うとは、今とは違う世界を夢見ること。現実を凌駕するだけの想像力を鍛えることだ。共に闘う繋がりの拡大だけではない、いまはまだ出会えぬ者たちとも友人、きょうだいとなり得る未来を思い描き、対峙している相手も変わり得るとイメージすることだ。...

vol.1 “大きな希望”をめざして

人種、民族差別を巡る司法判断は、被害者の闘いで少しずつ、でも確実に前進してきた。人種差別撤廃条約を援用した勝訴の流れと、法廷応戦を通じた「回復モデル」を作った「京都朝鮮学校襲撃事件」。 直接の被害者が日本人であっても人種差別を認定、女性差別...

連載・高校無償化裁判を振り返る/最終回

たたかいで得たものとは―動き出す、「裁判後」へ 運動の広がり、志を同じくする人びととのつながり、法理論面での蓄積—。裁判には負けたが、得たものも少なくない。連載最終回では運動の過程で得た財産や経験、無償化裁判後の各地の取り組みについて、この...

vol.48 立ち返るべき「故郷」― 4年間の連載を終えて

ゆったりとした時間の流れに身を浸し、その人の生き方を教えてもらう。対話を通して記憶を発掘し、時に議論して互いが積み上げてきた価値観を揺らし合う。 そうして相手の譲れぬ一線、「思想」に触れた時のゾクリとくる喜びは何ものにも代え難い。出会えれば...

vol.47 狼や 見果てぬ夢を 追い続け

狼や見果てぬ夢を追い続け― 今年の8月15日に観たドキュメンタリー『狼をさがして』(金美禮監督)。ラストに浮かぶこの句に胸を掻き毟られた。詠み人は大道寺将司。1974年8月30日、東京・丸の内の三菱重工本社前で爆弾を炸裂させ、結果的に8人を...

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