12.新潟
雲ひとつない快晴の日曜日。この日は「ミレフェスティバル」当日。朝・日の市民らが文化を通じて交流を深めることを目的に1994年から始まり、17回目を数える伝統ある行事だ。新潟朝鮮初中級学校(新潟市)には同校児童・生徒、保護者や地域トンポ、卒業生、日本市民など、約1000人が足を運んだ。
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今年9月6日、神奈川県では8番目、そして全国では119番目の地域青商会として、神港地域青商会が新しく結成された。
「神港地域で青商会を結成しよう!」と構想してから実に5年の歳月を費やし、ついに結成の運びとなった神港青商会。今年から本格的に結成の準備を行い、5度に渡って結成総会の準備を行ってきた。まずは「青商会とはどんな組織なのか?」ということの勉強から始まり、自分たち30代が地域で今後どんな役割を果たしていかなければならないのか、幹事候補たちが集まって真剣に話し合いを重ねた。
県内では2番目の地域青商会として2011年4月16日に結成された茨城県中央地域青商会。2011年4月といえば東日本大震災の1ヵ月後だ。
震災から3週間が経った後、県幹事と中央地域青商会結成準備委員らが会議を開き、結成総会をやるかやらないか何度も議論を重ねた。実際、当時は会員の多くが営む遊技業や飲食業のほとんどが営業を再開できておらず、大きな余震も頻繁に起きている時期で、一人ひとりの生活自体が不安定な状態だった。
しかし、議論では「こういう時期だからこそ、いち早く地域青商会を立ち上げて学校復旧に貢献しよう」「大変な会員、同胞に元気を与えるためにも延期はできない」などの前向きで力強い意見が出され、全員が立ち上げを支持した。
今年の5月18日に愛知県で7つ目の地域青商会として結成された岡崎三河地域青商会。岡崎市や安城、西尾、刈谷など、西三河全域を広範囲で管轄するために力が分散し、これまで長く青商会の立ち上げには至らなかった。しかし、スローガンであるCHANGEを成し遂げた愛知県青商会と、県下各地で盛り上がりを見せる地域青商会の姿を見て有志たちが一念発起し、ついに結成までこぎつけた。
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