バックナンバー

ビジネス

ビジネスに関する 84 個の記事をリストしました。

親の失業の弊害とウリハッキョの可能性

  康明逸●朝鮮大学校経営学部助教 筆者の勤める大学の学生たちは学内の論文コンテストを控える6月になるとにわかに活気づく。応募する論文の指導のために、担当する学生に空き時間を聞いてみると、済まなさそうに「夜の11時ごろになってしまっても大丈夫ですか?」との返事が返ってきた。教員の私生活を顧みない提案に半ば呆れながらも、過去そんな時間にまで指導してくれる先生たちに巡り合ってきたのだということに気付かされ、自分の気持ちが引き締まりもした。学生委員の重責とともにアルバイトやクラブ活動など、大人顔負けの多忙な日々を送る学生たちのこと、私事に基づく提案ではないと判断し、深夜の指導を承諾することにした。  

北陸地方青商会

  2012年11月に福井、石川、富山の3県合同という形で結成された北陸地方青商会。「30代同胞青年のネットワークを構築し、北陸地方の同胞社会や民族教育をバックアップしていこう!」を目標に掲げ活動している。 隔月に開催される常任幹事会は遠距離をものともせず毎回各県の持ち回り開催という形で行われている。 今年3月には結成後初のイベントとして、北陸の一般同胞対象のオープンセミナーを開催した。「新在留管理制度」について愛知の同胞弁護士を講師に招聘して催された同セミナーには、同胞のみならず在日ブラジル人や日本人も多く参加し、好評を博した。北陸では異例の85人の参加者が集った。 また、広大な北陸の地での同胞社会、30代青年のネットワーク構築を目的に「北陸同胞メールマガジン」も定期的に配信している。 最近の活躍の場は、5月に北陸朝鮮初中級学校で行われた「ヘバラギ学園」だった。東海地方のすべての朝鮮学校の初級部高学年児童たちが集い、2泊3日の日程で開催された同イベントでは北陸青商会が実行委員の中心となり、財政からイベントの準備、当日の運営にいたるまで大きな役割を果たした。 結成してまだ日が浅いが、子どもたちと北陸同胞社会のためにがんばろうという気持ちは強い。メンバーらは、今後も地に足をつけた活動を行っていこうと意気込んでいる。   「興する(フンハヌン)同胞社会のために<拡大!>、<向上!>、<開拓!> 在日本朝鮮青年商工会KYCホームページ

行動意欲を引き出す秘訣:言葉はお金を超えられるのか?

  康明逸●朝鮮大学校経営学部助教 山本周五郎の短編に「経済原理」という作品がある。作品中唯一の成人である主人公の「売ってくれ」という不用意なひと言から、無心に魚捕りを楽しむ少年たちの童心に商人根性が芽吹き肥立ってゆく様を、人間味溢れる豊かな筆致で描いている。作中の子供たちに限らず、外界の誘因(インセンティブ)に敏感に反応しながら自らの行動を調整するのは、老若男女に通底する行動原理でもある。一般に、自らの行為そのものがもたらす楽しみや喜びを希求する心理的特性を「内発的動機づけ」と言う。他方、報酬や外的圧力、強制などのような外部の誘因に反応して行動へと至る心理特性を「外発的動機づけ」と呼ぶ。誘因の変更は、これら動機づけの変化を介しながら、人々の行動に修正をもたらす。以下にいくつかその例を挙げてみる。  

三重県青商会

                今年5月、活動の再スタートを切った三重県青商会。同月19日、四日市朝鮮初中級学校で同青商会第4期総会が行われ、新役員らが選出された。三重県青商会の総会が開かれたのは実に13年ぶり。 1996年に結成された同青商会は諸事情から活動が下火になっていった。8年前、県内の若者が集まる唯一の場だった県蹴球団が活動休止になると、若い世代は学校や同胞社会からさらに遠ざかった。30代、40代の幅広い層を集める基盤が必要とされる中、青商会活動再開の転機となったのは2年前に四日市初中チャリティを目的に行われたイベント「Y.YCUP」だった。有志たちが集まり、今年1月には総会の準備委員会を結成。このたび大きな一歩を踏み出した。 新会長に選出された金正哲さん(39)は、「同じような苦境にある他の地域でも青商会を通じて若い世代ががんばっている。自分たちも背中を押された。再スタートは小さな一歩かもしれないが、地道な活動を通じて会員を拡大し地域同胞社会を盛り上げていきたい」と語った。 三重県青商会の活動再開によって、北海道から九州まですべての地方青商会が稼動し、一つのネットワークで結ばれたことになる。今期、三重県青商会は▼四日市初中の園児・児童募集、民族教育権擁護活動、財政支援、▼県内の同胞青年ネットワーク拡大のため青商会の組織、活動体系を整えていくことに重点を置いて活動を展開していく予定だ。   「興する(フンハヌン)同胞社会のために<拡大!>、<向上!>、<開拓!> 在日本朝鮮青年商工会KYCホームページ

円安はなぜ起こるのか

  康明逸●朝鮮大学校経営学部助教 昨年11月15日、野田首相(当時)が衆議院を解散する前日の円ドル為替レートの終値は81.14円。それが政権交代後1ヵ月で90.9円、今では100円を超えそうな勢いである(4月末時点)。対ユーロ相場でも円安傾向は顕著で、1 €(ユーロ)110円前後で安定的に推移していたものが政権交代後1日にして113円台へとジャンプ、今では130円に迫っている。対ドル、対ユーロともに、円通貨は5ヵ月あまりで18%も減価したことになるのだが、半年にも満たぬ短い期間に技術革新や産業移転のような国際的な分業構造を変えるような劇的なイベントが起こったわけではない。なぜこのような為替相場の変動が起きるのだろうか。  

愛媛県青商会

                まだ4年目の若輩団体だが、「県下30代同胞青年たちのネットワーク構築と民族教育発展のため今やれることをしよう!」を合言葉に活動しており、県内の同胞団体で一番の動員力(年2回の大きなイベントに延べ300人以上)を誇る。 財政も、広告事業など一味違った活動でまかなっている。  幹事たちのほとんどが朝鮮学校出身で、民族教育への関心が高いのが愛媛青商会の特徴。2010年から毎年夏に行われている中四国地方の合同行事「ピカピカ・ミレキャンプ」への参加率は高く、四国朝鮮初中級学校(松山市)で毎年行われる1日体験入学にも幹事たちの子どもはこぞって参加している。 特徴的なイベントは、毎年夏に行われる「セセデ夕涼会」で、今年で4回目を迎える。第1回、第2回ともに松山市から1時間ほど離れた、会員が経営するフットサル場を無料開放してもらい、約100人が集まった。昨年の第3回は四国朝鮮初中級学校の運動場で行われ、多くの日本の友人たちも一緒に楽しいひと時を送ろうという趣旨のもと、250人を越す同胞と日本人が集まった。 まだまだ実績は少ないが、「コッポンオリ(子どもたち)」と愛媛同胞社会の未来のためがんばろうという決意は強い。今年秋には青商会世代の同胞を対象にした四国地方合同のイベントを企画中だ。   「興する(フンハヌン)同胞社会のために<拡大!>、<向上!>、<開拓!> 在日本朝鮮青年商工会KYCホームページ

山口県下関地域青商会

第2回ウリ民族フォーラム(1997年)を開催した諸先輩の精神を引き継ぎ、2008年10月に再結成された下関地域青商会は「すべては次世代のために」という再結成当時のスローガンのもと地域同胞社会の活性化に取り組んできた。

不況期に若者と中高年は何を思うのか-年齢効果と置換効果の超克の中で

  康明逸●朝鮮大学校経営学部助教   3月から4月にかけては労働市場での人的資源の再配置が最も盛んな時期である。筆者の職場でも少なくない同僚が定年、転職、結婚などを契機に職場を離れ、新しい人生の旅立ちをした。今回は前号に続き、労働市場にまつわる話をしようと思う。  若年世代の雇用は、ただ単に当該世代の所得を生み出し生存の原資を与えるのみでなく、将来生産の中心的担い手を育てるという意味で、非常に重要な意味を持つ。若年雇用については1990年代以降、学力や能力格差に起因する経済格差の存在や、高い失業率水準が注目されている。また、若年就業者の高い失業確率や離職率も指摘されている。実際、若い世代の高失業率の多くの部分は、「世代効果」に起因する高い離職率で説明できるとも言われている。「世代効果」とは、不況期に新規採用が減少することによって、たまたまその時期に卒業を迎える「世代」の職業選択の範囲が狭まり、求める仕事に就ける確率が低くなる結果、就職後の離職率を引き上げるというものである。逆に、好況期の新卒世代は、自分の望む仕事に遭遇する確率が高まるため、将来仕事を辞める確率が低くなり定着率が高くなる。つまり、就職時の景気動向によって生じる雇用のミスマッチングが、不況期新卒者の離職率を必然的に高めるというものである。

福島県青商会

県青商会の前身である「福島県青年商工人協議会(青商協)」が1982年5月28日に結成(96年7月13日に福島県青商会に)され、今年で31年を迎えた歴史と伝統のある福島青商会。

冬来たりなば春遠からじ-雇用統計から見る同胞社会

  康明逸●朝鮮大学校経営学部助教   新しい出会いやまばゆい決意がやにわに社会を活気付ける季節であるが、雇用情勢は依然として厳しい。2010年度の国勢調査から明らかにされた日本の完全失業率は6.4%、若年層である15~19歳と20~24歳ではそれぞれ18.8%と9.9%にものぼった。働く意思のある20歳未満の10人に2人、20代前半では10人に1人が定職につけていないのだ。この数値は「全く働いていない」人たちの比率であるため、アルバイトのような非正規雇用も含めるとその値はさらに高くなる。4月の春和景明を横目に、社会人としてのスタートラインにすら立てない当事者たちはもちろんのこと、多くの苦労の末に子供たちを育て上げた保護者の方々の忸怩たる心中は察するに忍びない。

妻と息子とGDPと-あなたの幸せはどう決まりますか?

  康明逸●朝鮮大学校経営学部助教   第一子を出産後の妻の奮闘ぶりには驚かされる。仕事、育児、家事を万全にこなし、親戚・近所への気遣いも怠らず、ニョメン(女性同盟)の分会委員まで務めるのだ。自分自身のことはいつも後回しである。息子の2歳の誕生日を迎えながら、妻への労いの気持ちが溢れると同時に、仕事や付き合いにかまけてしまいがちな日常を顧みる日々である。  妻本人は案外と無頓着なのであるが、彼女の一日の活動の中で、仕事以外の部分が日本のGDP(国民総生産)に勘定されるようなことはない。GDPとは、国内における1年間の経済活動から新たに創出された価値を足し合わせたものであり、財・サービスの市場価格から計算される、一国の経済規模をあらわす最も代表的な経済指標である。炊事、洗濯、掃除、買い物のような家事や育児、介護や社会活動など、報酬を伴わない無償労働はその中に含まれないのだ。これは何も、その種の労働や担い手を蔑んでのことではない。家事や育児などの金銭的対価を伴わない労働は、その価値を市場価格から正確に算出することが困難であるため、計算項目から除外されているだけのことである。

埼玉県中部地域青商会

「全ては地域活性化と子供たちの笑顔のために!」をスローガンに活動する埼玉県中部地域青商会。総聯本部があり、埼玉朝鮮初中級学校がある地域を管轄する、県内で中心となる地域青商会だ。

高校無償化本2

バックナンバー

フェイスブック

月刊イオ編集部公式ブログ:日刊イオ
月刊イオ定期購読のご案内

イベント情報を大募集!!

様々なコリアンイベント情報を大募集!! 地域のごく小さな情報でも是非お寄せ下さい。
[読者投稿フォームへ]