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【特別企画】沖縄「慰霊の日」を歩く


(平和の礎が並ぶ摩文仁の丘)

 

6月23日は沖縄にとって忘れられない日。1945年に起きた沖縄戦の組織的戦闘が終結したこの日を、沖縄県は「慰霊の日」として記念日に定めている。戦後72年となる今年、「慰霊の日」に合わせて沖縄を訪ねた。また、今も戦争を色濃く残す米軍基地に反対する人々を追い、沖縄の地で戦争の本質を問う。

 

ルポ 「慰霊の日」の沖縄で感じたこと

刻まれた名前

1945年3月26日の米軍の慶良問諸島上陸から約90日間続いた沖縄戦は、日本で唯一、一般住民を巻き込んだ地上戦となった。亡くなった約20万人のうち、住民は約9万4000人。また沖縄には朝鮮半島や本土、中国大陸から朝鮮人が軍人・軍属として動員され、沖縄戦でも犠牲となった。その全体像は明らかになっていないが、数々の手がかりを基に近年調査が進めらている。
沖縄戦では県民の4人に1人が犠牲となったため、今の沖縄県民のほとんどが、親せきまで含むと沖縄戦犠牲者の「遺族」にあたる。実際に沖縄に行くと、出会った人たちだけを見ても、近い家族を沖縄戦で亡くした人が本当に多かった。「戦争」という言葉の響きが、本土と沖縄ではまったく違っていた。・・・

魂魄の塔の前で多くの人が手を合わせる

朝鮮半島出身の犠牲者の名前が刻まれた平和の礎。手前が「朝鮮民主主義人民共和国」、中央と奥が「大韓民国」

読谷村瀬名波にある「恨之碑」

沖縄戦の朝鮮人犠牲者を弔う「沖縄恨之碑 追悼会」

 

 

INTERVIEW 沖縄から見える戦争と平和

沖縄で続く基地問題と「平和」を求める運動をどのように捉えたらいいのか、沖縄でお会いしたお2人にそれぞれの立場から話を聞いた。

●沖縄と在日、本当の「平和」に向かうプロセス/白充さん(沖縄合同法律事務所弁護士、32)

●沖縄に根付く「非暴力」の精神/海勢頭豊さん(シンガーソングライター、73)

 

 

辺野古新基地建設にNO もう戦争は起こさせない

6月19日、この日も沖縄県名護市の米軍キャンプシュワブ・ゲート前では、強行される新基地建設に反対する市民らが座り込みをしていた。戦後72年目の「慰霊の日」を前に、さらに規模を拡大しようとする基地建設の動きに絶えず声をあげている。

梅雨時の沖縄では連日雨が続いてたが、この日は特に激しい大雨となった。ゲート前では県内・県外から集まった市民ら約50人が、拳を上げてシュプレヒコールを叫ぶ。じっと下を向き、座り込む人もいる。
午後12時過ぎ、沖縄県警の機動隊が基地内から出動し、座り込む人たちを「道路交通法違反」で強制排除していく。ゲートが開かれ、埋め立てに使われる資材を積んだトラック数十台が次々と基地内に入っていった。・・・


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