友好と親善、さらに発展を―朝大×日体大スポーツ交流協定締結10周年、学生・教職員参加で記念イベント
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手を取り合って客席の歓声に応える朝大と日体大の学生たち
文・写真:李相英
朝鮮大学校と日本体育大学の間のスポーツ交流協定の締結10周年を記念するイベント「青春大学」が6月21日、朝大で行われた。両大学は2013年5月16日、スポーツを通じて友好と親善を深めることを目的に交流協定を締結。今回のイベントは、新たな時代に向けて協定を更新し、両大学間の友好と親善をさらに発展させる目的で行われた。また同日、朝大体育学部創設25周年記念行事も催された。
スポーツ、学術、文化交流協定に署名
「青春大学」には朝大の韓東成学長、日体大の松浪健四郎理事長、石井隆憲学長をはじめとする両大学の教職員、学生、関係団体の代表らが参加した。
両大学はこれまでサッカー部の親善試合、朝大舞踊部による日体大「体育研究発表実演会」への出演、空手部の交流戦などを行ってきた。日体大は12年、13年、15年、18年の4回にわたって朝鮮民主主義人民共和国への遠征を行い、15年には朝鮮体育大学との学術・スポーツ交流協定を締結するなど、朝鮮との友好関係も築いてきた。
この日は、12年前に締結したスポーツ交流協定書をスポーツ、学術、文化交流協定として更新した。「青春大学」に先立ち、協定書の更新調印式が行われた。両大学学長が協定書に署名した。両大学から承認を受けている運動部の交流試合・合同練習・合宿を中心に、教職員・学生間の多様な学術・文化交流、教員・コーチ・トレーナーの派遣などの人材交流、そのほか両大学が合意したスポーツ・学術・文化交流活動が協定の主な内容だ。
両大学はこれまでサッカー部の親善試合、朝大舞踊部による日体大「体育研究発表実演会」への出演、空手部の交流戦などを行ってきた。日体大は12年、13年、15年、18年の4回にわたって朝鮮民主主義人民共和国への遠征を行い、15年には朝鮮体育大学との学術・スポーツ交流協定を締結するなど、朝鮮との友好関係も築いてきた。
この日は、12年前に締結したスポーツ交流協定書をスポーツ、学術、文化交流協定として更新した。「青春大学」に先立ち、協定書の更新調印式が行われた。両大学学長が協定書に署名した。両大学から承認を受けている運動部の交流試合・合同練習・合宿を中心に、教職員・学生間の多様な学術・文化交流、教員・コーチ・トレーナーの派遣などの人材交流、そのほか両大学が合意したスポーツ・学術・文化交流活動が協定の主な内容だ。
調印式に引き続いて、「青春大学」が講堂で行われた。
日体大の松浪健四郎理事長が『私と朝鮮』というタイトルで特別講演を行った。松浪理事長は、高校時代に柔道を教えてくれた在日朝鮮人の恩師や、日体大卒業後に帝京高校の教員をしていた時期の東京朝鮮中高級学校との交流、2012年から始まった日体大の朝鮮遠征に関する逸話など自身と朝鮮との関わりについて語った。また、自身が米国で受けた差別体験を例に挙げ、「絶対に差別してはいけない」と強調した。
松浪理事長は、国の戦争に協力した日体大が戦後、スポーツを基軸に国際平和に貢献することをミッションに掲げたこと、日中国交回復に卓球交流が貢献した事実に触れながら、「スポーツには大きな力がある。日体大は率先して平和のために貢献する大学にならないといけない」とのべた。
日体大の松浪健四郎理事長が『私と朝鮮』というタイトルで特別講演を行った。松浪理事長は、高校時代に柔道を教えてくれた在日朝鮮人の恩師や、日体大卒業後に帝京高校の教員をしていた時期の東京朝鮮中高級学校との交流、2012年から始まった日体大の朝鮮遠征に関する逸話など自身と朝鮮との関わりについて語った。また、自身が米国で受けた差別体験を例に挙げ、「絶対に差別してはいけない」と強調した。
松浪理事長は、国の戦争に協力した日体大が戦後、スポーツを基軸に国際平和に貢献することをミッションに掲げたこと、日中国交回復に卓球交流が貢献した事実に触れながら、「スポーツには大きな力がある。日体大は率先して平和のために貢献する大学にならないといけない」とのべた。

文化交流ステージに出演した朝大と日体大の学生たち(提供=朝鮮新報)

焼肉交流会のようす
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