財政健全化へ知恵を絞ろう 第2回「学校運営に関する経験交換会」
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2日目の発言を傾聴する参加者たち
メリットの最大化とデメリットの最小化
現在、日本各地に50数校ある朝鮮学校は各都道府県で各種学校認可を得て運営されている。しかし、2010年から高校無償化からの朝鮮学校排除、地方自治体の公的補助金の削減・不支給が進むなか、運営は厳しさを増している。児童・生徒数の減少も学校の存亡に関わる課題となっている。このような状況の中で2024年7月、在日本朝鮮青年商工会(青商会)が提案して、直面する難題の解決に向けて各地の実践を共有することなどを目的に学校運営経験交換会が開催された。第2回となる今回も、学校運営に関わる人々が集まり、具体的なデータに基づいて学校運営の現状を分析、問題点を探し出し、解決のために連携を深め合った。

初日に講演した朝大教育学部の金勇大教授
初日には千代田区内の施設で朝鮮大学校教育学部の金勇大教授の講演「少人数教育とウリハッキョの可能性、課題」が行われた。金教授は、朝鮮学校の魅力を高めるためには「メリットの最大化とデメリットの最小化」が必要だと指摘。朝鮮学校では近年、子どもたちの状態などを具体的に記録した文書を作成するなど、少人数学級だからこそ一人ひとりに目を向ける教育に力を入れているとのべた。デメリットの最小化として、小規模校同士が集まって授業や部活を行う取り組みをあげた。
一方で課題として、「デメリット」の最小化、すなわち「当たり前」を取り戻すための対策に傾斜していることを指摘。少人数学級であることを「強み」として捉える積極的な取り組みや、教育的価値の創造が必要だとのべ、具体例を交えて説明した。また、各学校の経験を集約するプラットフォームと政策、および教員たちを守り、教育的資質を高めることが今後重要になると訴えた。…

2日目にはパネルディスカッションが行われた。右から中央教育会の李龍浩副会長、愛知中高教育会の李博之会長、南武初級教育会の李成大会長

パネルディスカッションの発言者たち。右から朝青埼玉の崔智慧委員長、山口初中教育会の金慶成会長、司会を務めた朝大創立70周年記念事業実行委員会事務局の宋明男次長
以上が本文の抜粋です。全文は本誌2026年3月号をご覧ください。
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