【イオニュース PICK UP】続報・長生炭鉱、発見された頭蓋骨などが人骨と判明/日本政府、対応避けられない域に
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今から83年前、水没事故により坑道で作業中だった朝鮮人労働者136人をはじめとする183人が犠牲となった山口県宇部市の長生炭鉱。地元の市民団体「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会」が進める潜水調査により昨日25日に、海底の炭鉱内で「42センチほどの大腿骨、上腕骨」などとみられるものが見つかったが、今日も人の「頭蓋骨」とみられるものが新たに発見された(昨日の遺骨収容地点は、水深43mとなる)。
「頭蓋骨」とみられるものは、昨日「大腿骨」などとみられるものが見つかった一帯で発見されたという。「刻む会」では、昨日と同様に警察へ届け出を行い、鑑定を進めるとしている。
遺骨収容に向けた潜水調査は、昨年9月に「刻む会」が主導し坑口を開いて以降、翌10月から継続して行われ、今回で6回目。昨日は調査開始から初めて労働者の遺骨とみられるものを発見したほか、ブーツを履いた状態とみられる遺骨3~4体など、多数の骨を確認していた。
一方、26日までに収容された骨は、いずれも人骨と判明したと27日、県警側が発表した。県警による確認の結果、25日に発見されたのは左大腿骨(太ももの骨)、左上腕骨(腕の骨)、左橈骨(肘から手首までの前腕にある2本の骨のうち、親指側にある骨)。また26日に発見されたのは頭蓋骨と判明した。これらは朝鮮人労働者136人をはじめとする183人の事故犠牲者の遺骨の可能性がある。
これに先立ち26日午前の記者会見で、福岡厚労相は、遺骨収容への財政支援について「現時点で検討していない」旨を表明している。しかし今後、長生炭鉱の遺骨収容の動きは、さらに加速するとみられ、日本政府による対応は避けられない域に達している。(賢)
(写真提供=山口県朝鮮人強制連行真相調査団・金静媛事務局長)