【イオニュース PICK UP】速報・長生炭鉱水没事故現場で遺骨とみられる骨が見つかる
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今から83年前に山口県宇部市の長生炭鉱で犠牲となった労働者の遺骨とみられる骨が8月25日に発見された。市民団体「長生炭鉱の水非常を刻む会」が進める潜水調査は今日午前10時頃から始まり、今日から3日間行われる予定だった。
沖縄での戦没者の遺骨収集を続ける市民団体「ガマフヤー」代表の具志堅隆松さんによると、海底の炭鉱内から見つかった骨は「大腿骨、上腕骨」などとみられ、十分にDNA鑑定が可能とのこと。この日潜水調査に臨んだ韓国人ダイバーによると、ブーツを履いた状態の3~4体ほどの遺骨が残されており、発見された一帯で多数の骨が確認できたという。
「刻む会」では、報告会と同時進行で警察へ届け出を行った。また3日間の調査日程を変更し、明後日の調査を中止、明日までに集中的に遺骨収容を行う予定だ。
今日付の「朝鮮新報」で、朝鮮半島北部に本籍がある犠牲者遺族のインタビューが初公開されるなど、大きな進展をみせる長生炭鉱をめぐる真相究明。これらはすべて市民らの地道な取り組みがもたらした結果だが、果たして日本政府はこれにどうこたえるのか。1942年、長生炭鉱で発生した水没事故では、坑道で作業していた朝鮮人労働者136人をはじめとする183人が犠牲となった。
月刊イオ編集部では、明日以降の動きについても、現地関係者と連携し、迅速報道に努めていく。(賢)
(写真提供=山口県朝鮮人強制連行真相調査団・金静媛事務局長)