vol.17 合わさっていけば本流さ 大阪コリアタウンに「共生」発信の拠点
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「共生」。私たちの文化だ。その「共生」という私たちの文化を発信する新たな拠点が、大阪市の旧猪飼野に誕生した。「大阪コリアタウン歴史資料館」である。４月29日、開館式典が催された。民族教育への攻撃を止められないまま迎えた七五回目の「４・24」の５日後、ゼノフォビアを更に強めた「入管法改定案」が衆議院の法務委員会で可決された翌日のことだ。
資料館の入口には、どこか盛り土を思わせる碑がある。刻まれた「共生の碑」の文字に、様々な思想、立場の者が肩寄せ合い暮らして来た猪飼野の文化を発信し、更に成長させるとの決意が滲む。開館式典は午前９時からだが、開始前には１００人近くが詰めかけていた。爽やかだけど、ある種の緊張感を孕んだ空気は、単なる「祝賀式典」とは異なるものだった…。（以上は抜粋になります。全文ご覧になるには本誌をご覧ください。定期購読のお申し込みはこちらへ。https://www.io-web.net/subscribe/
高正子館長（前列右から４人目）、詩人の金時鐘さん（同５番目）、資料館代表理事の洪性翊さん（同６人目）らが鋏を入れた（写真＝中山和弘）
