【特集】長引くコロナ禍 みんなどうしてる?
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昨年から続く新型コロナウイルスの世界的感染拡大はいまだ収束の気配が見えない。一方、長引くコロナ禍の中、社会のさまざまな分野で新しい変化が生まれている。同胞たちはどのように暮らし、どのようにこの困難を乗り越えようとしているのか。生活、仕事、医療、教育などの現場を取材した。
コロナショック! 私の体験談
新型コロナウイルスの影響が、暮らしのあらゆる面に及んでいる。コロナ禍の結婚、出産、仕事、ワクチン接種―トンポたちは、どのような変化に向き合っているのか、体験を寄せてもらった。
①披露宴、葛藤の末の延期
朴星蘭さん(26、東京都在住)
②ワクチン接種で副反応
30代女性(愛知県在住)
③コロナ禍で派遣契約満了、次の仕事が見つからず…
李香里さん(30、愛知県在住)
④孤独、不安―コロナ禍の出産
崔希穂さん(26、東京都在住)
どう変わった? 地域コミュニティ
西大阪支部を訪ねて
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、総聯支部や分会のコミュニティ活動でも変化が起きている。緊急事態宣言が解除された大阪で、総聯西大阪支部の活動を取材した。
変わりました 仕事と暮らし
【1.各家庭では】コロナ禍、それぞれに予期せぬ変化
新型コロナウイルス感染症の流行は、仕事のしかたや暮らしに大きな変化をもたらした。同時に、考え方や価値観、そして一人ひとりの心にも影響を与えている。目に見えるもの、見えないもの…それぞれに起こった変化を聞いた。
①適応障害と診断されて
金ハナさん(仮名、20代)
②コロナ禍、近くなった家族の距離
林永愛さん(53、福井県在住)
③在宅ワーク、見えない〝顔〟
梁昌基さん(34、千葉県在住)
【2.私の挑戦】ピンチをチャンスに
コロナ感染により、飲食、小売店など、苦戦が続くなか、新しいチャレンジを続ける人たち。その前向きな姿を追った。
①卸売から小売へ、コリアタウンに商機あり!
뽀뽀(POPO) 李勝日さん
②〝おいしいもの食べて、 元気になって〟
GRIlL&BAR Chorry’s 申京花さん(左)、韓玉順さん
【3.医療人】コロナ禍の医療現場はいま—
新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、現場の医療人たちは何を思い、どのように仕事に取り組んでいるのか。同胞医師、看護師を取材した。
重症患者受け入れ、緊迫の現場
大阪・共和病院
都道府県別では累計の死者数が最多の大阪府(7月7日現在で2687人)。大阪市生野区の地域医療を支える医療法人同友会 共和病院も昨年来のコロナ禍によって少なくない変化に見舞われた。
同病院は今年5月から大阪府の新型コロナウイルス感染症重点医療機関に指定された。もともと感染症指定医療機関ではないためCOVID-19患者は受け入れてこなかったが、感染者が増え続ける中で、現場では患者を受け入れざるを得ない状況がいつ来てもいいよう準備を進めてきたという。…
【4.教育現場】「やった分だけ可能性ひろがる」
東京中高で初の“オンライン文化祭”
東京朝鮮中高級学校(北区)の第20回文化祭「アンニョンハセヨ2021」が6月13日に行われた。今年はコロナ禍のため、来場制ではなく初の“オンライン文化祭”にチャレンジ。同校全体で計6つのYouTubeチャンネルを開設した。事前に告知されたURLにアクセスすれば、誰でも自宅で気軽に企画が楽しめる仕様だ。
オンラインで学校ツアーへ
午前9時15分、特別企画チャンネルでの中継が始まった。画面に映るのは朝鮮大学校(東京都小平市)で待機する6人の中高生。かれらはこれからタスキをつなぎ、文化祭終了までに28kmを走って東京中高を目指す。同校を卒業し現在は朝大で学ぶ先輩たちの声援を受けながら、1番手の生徒がスタートを切った。
一方、総合LIVEチャンネルには別の生徒らが登場。文化祭のオープニングを告げ、趣旨や内容を説明した。コロナ禍によって2年ぶりの開催となった文化祭、テーマは「이어(つなぐ)」。中級部、高1、高2、高3それぞれに単独のチャンネルを開設し、初となる“オンライン文化祭”本番に向けて準備を進めてきた。…
話も飲食もできない義母、焦りと恐怖が…
サブ:家族3人がコロナ感染
Nさん(50代女性、東京都在住)
2020年末は、東京で第三波と呼ばれるコロナ感染者の爆発的増加が起き、帰省や食事会について繰り返し注意喚起がなされていました。わが家には80代のシオモニ(義母)が同居しており、感染はシオモニの命にかかわることです。1年間家族で充分気をつけてきたので、離れて暮らす親戚との年始の挨拶や飲食には迷いがありましたが、「気をつけながら」と集まりました。
数日後、まず夫が発熱、悪寒、咳の症状で受診しPCR検査の結果陽性と診断されました。
感染者はホテルに隔離? または入院治療? 家族全員が濃厚接触者? 検査は?—昨日まで送っていた生活の範囲でどこまでを接触者とみなして報告したらいいんだろう?…
まだ利用できます! コロナSOS
文時弘●同胞法律・生活センター事務局
新型コロナウイルスの感染拡大により、暮らしに大きな影響が出ています。行政や国の支援策を活用することで、乗り切れることがあるかも知れません。申込み期間が延長された支援金制度などを紹介します。
以上は抜粋になります。全文ご覧になるには本誌2021年8月号をご覧ください。定期購読のお申し込みはこちらへ。Amazonでも取り扱いがあります。