【特別企画】1000回目の水曜デモ たたかい続ける日本軍「慰安婦」被害女性たち

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日本軍「慰安婦」被害女性や支援者がソウルの日本大使館前で続けてきた「水曜デモ」が昨年12月14日、1000回を迎えた。日本軍「慰安婦」問題とは何なのか。なぜ被害者のハルモニたちは20年間もデモを行わなければいけなかったのか。当日、ソウルでの水曜デモと東京での1000回アクションの様子とともに報告する。

●ソウル/日本大使館前に「平和の碑」
痛みと希望の歴史を記憶する
文・写真:安海龍(アジアプレス)

ソウルの日本大使館の向かい側に「平和の碑 少女像」が建てられた瞬間の雰囲気は平穏だった。日本政府はこの碑が大使館前に設置されないよう韓国政府にさまざまな外交ルートを通じて要請を行った。1992年1月から19年間、雨の日も雪の日も続いてきた水曜デモに日本政府が目を向けざるをえなくさせた少女像。彼女の視線は、植民地の女性たちに対する過酷な戦争犯罪が決して消すことのできない歴史的事実だということを訴えているようだった。

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1000回目の水曜デモに参加した日本軍「慰安婦」被害者たち

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日本大使館前に建てられた「平和の碑」は椅子に座るチマチョゴリ姿の少女を模して作られた。冬空の下に建つ少女像には支援者によって服と帽子が着せられた

●東京/1300人が外務省包囲
「1000回の叫びを聞け」

韓国水曜デモが1000回を迎えた昨年12月14日、日本、カナダ、台湾など全世界40都市以上で連帯集会が行われた。同日、東京・霞ヶ関で行われた連帯集会(主催=戦時性暴力問題連絡協議会、日本軍「慰安婦」問題解決全国行動2010)では、日本各地から集った1300人が外務省を囲み、日本軍「慰安婦」問題の早期解決を求めてシュプレヒコールを上げた。

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外周約600mの外務省を完全に取り囲んだ「人間の鎖」。各々が外務省に向かって、「慰安婦」問題解決への思いを訴えていた

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参加者の声援に応える宋神道さん。愛犬のマリを連れ、元気な姿を見せてくれた

●インタビュー
wam館長、池田恵理子さんに聞く

二度と繰り返させない―日本軍「慰安婦」たちの強い思いがある

日本軍「慰安婦」とはどのような存在だったのか。なぜ慰安所ができたのか。
闘いを始めた被害者たちの思いは何か。日本軍「慰安婦」問題の基本的な
事柄について「女たちの戦争と平和資料館」館長の池田恵理子さんに話を聞いた。

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wam館長、池田恵理子さん

いけだ・えりこ●1950年、東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、1973年にNHK入局。ディレクターとして、女性、薬害エイズ、日本軍「慰安婦」問題などの番組制作にあたる。自主ビデオとして「私たちは忘れない~追悼・姜徳景ハルモニ」「沈黙をやぶって~女性国際戦犯法廷の記録」などがある。2010年8月末にNHKを定年退職し、9月1日からアクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」館長。wamのHPは、http://www.wam-peace.org

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