また食べたくなる、ふっくらまんまるなお好み焼き／てっぱん家 じょう（福岡県糟屋郡）
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定番のお好み焼き。トッピングも豊富。いろいろな組み合わせを楽しんで
昨年12月15日にオープンしたばかりの、お好み焼き・鉄板焼のお店「じょう」。店長は佐賀県出身の林英貴さん（44）だ。自身のアボジ・林𠀋一さんの名前から日本語読みの音を取って屋号にしたという。「まだアボジには言ってないんですけどね」と笑う。
関西風お好み焼きの生地にはすりおろした山芋を混ぜてあり、ふわふわの食感。広島風は野菜たっぷりで、のせるそばは、広島の製麺所から取り寄せたものと、素材にもこだわる。メニューはすべて林さんが作り、あつあつの状態で各鉄板へ運ばれる。
オーダーが入ると、一つずつ手早く焼いていく林さん。カウンター席に座れば、目の前で出来あがっていくふっくらまんまるなお好み焼きについつい目がいく。見た目にももっちりおいしそうな焼うどん、パラッパラの焼き飯など、あれもこれも食べたくなってしまう。
広島風のお好み焼きは麺にこだわりアリ。注文が入るごとに茹でたてを使う
広島風のお好み焼きは麺にこだわりアリ。注文が入るごとに茹でたてを使う
九州地方でおなじみの高菜をたっぷり混ぜた辛子高菜焼き飯（700円）
鉄板焼も欠かせない。薄くのばした卵の真ん中に、これまたすりおろした山芋をたっぷりのせて焼き上げた、とん平焼き。プリっとした鶏をさっぱりいただく親どりポン酢、子どもにも受けがいいウインナーチーズなど、味つけや素材の組み合わせにひと工夫くわえたメニューが並ぶ。
林さんが目指しているのは、「老若男女だれでも楽しめるお店」。家族連れ、友達同士、一人飲みでも気軽に利用してほしいと話す。実際、お好み焼きを１枚だけ食べていくお客さんもちらほら。席はカウンター、テーブル、座敷（掘りごたつ）とあり使い勝手がいい。
定番ものを丁寧に作る素朴なスタイルと清潔感のある店内、そしてリーズナブルさ。帰り際に営業時間などを確認する人も多く、自然とリピーターが増えている。
中央が林さん。左は姪の黄璃央さん（17）
Shop DATA
てっぱん家 じょう
〒811-0112 福岡県糟屋郡新宮町下府3丁目18-1
ナガサキビル1F
アクセス：JR鹿児島本線の福工大前駅から車で約5分、徒歩約15分
Tel.092-517-1503
営業時間：17:30～23:00（L.O22:30）
定休日：火曜日
メニュー
【お好み焼き】関西風の豚玉・イカ玉・エビ玉各770円、広島風の肉玉そば770円、ネギかけ肉玉そば820円、トッピングのキムチ・チーズ各200円／【鉄板焼・麺・飯】アスパラチーズ焼き480円、ゲソバター550円、焼きそば・焼うどん650円、にんにく焼き飯650円（税抜き）
