50年、100年先の民族教育を見据えてハッキョを守る
近年続いた大雪はどこへやら、今年は積雪量の少ない宮城県。久しぶりに降った雪で、東北朝鮮初中級学校(仙台市太白区)へと続く山道もうっすらと雪をまとっていた。
震災後、全壊になった校舎に変わって寄宿舎での学校生活が続く同校。当初、2012年内に新校舎を建設する計画だったが、最終段階になって行政から復興補助金の不支給が言い渡された。計画は見送られ、同年12月から昨年1月にかけて寄宿舎をリフォームし、再出発を切った。
解体された校舎の基礎だけが残る
スカイプを利用した東北、福島、茨城の3校による交流は週に一度。入試を控え、「模試どうだった~?」と福島の同級生に話しかける