家族、恋人、友達…
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平壌は被写体の宝庫
家族、恋人、友達……。日本で生まれ育ち、ここ日本で見てきた日常風景。
朝鮮にも日本とまったく変わらない日常がある――。高校の修学旅行で初めて訪れた平壌でそのことを目のあたりにし衝撃を受けた。
一方、マスコミを介して印象付けられた「謎」で「異質」な朝鮮民主主義人民共和国。自分たちと何一つ変わらない朝鮮の人々の息づかいがマスコミによって歪められる現実を知った。一人でも多くの日本人や在日同胞に感じてもらいたいと深く思った。学生時代から好きだったカメラが最高の武器になると確信し、写真の仕事を選んだ。
盧琴順(ロ・クムスン)
1981年生まれ。2000年に朝鮮新報社に入社。翌年から写真部に所属しながら、おもに朝鮮学校や在日同胞社会を取材。2003年から12年まで年に約4ヵ月間、平壌支局に特派員として滞在。民族統一平和スポーツ文化祭典(2003、済州島)、2005年の6・15共同宣言発表5周年記念民族統一大祝典(平壌)、第15次北南上級会談(ソウル)など北南行事や朝鮮の人々の生活を撮影した。