抑圧され排除される難民たち①
現在、日本には220万人以上の外国人が住んでいる。ほとんどが何らかの在留資格をもって日本で暮らしているが、在留資格を持たない外国人、すなわち「非正規滞在者」や「難民申請中」の人たちが少なからずいる。彼らの置かれた現状は、日本の在留管理制度がいかに抑圧的なものであるのかを雄弁に語っている。2009年に「新たな在留管理制度」のための改正法が成立しさらに厳格な在留管理制度が実施されようとしている今、難民たちの現状をシリーズで伝える。
広告
現在、日本には220万人以上の外国人が住んでいる。ほとんどが何らかの在留資格をもって日本で暮らしているが、在留資格を持たない外国人、すなわち「非正規滞在者」や「難民申請中」の人たちが少なからずいる。彼らの置かれた現状は、日本の在留管理制度がいかに抑圧的なものであるのかを雄弁に語っている。2009年に「新たな在留管理制度」のための改正法が成立しさらに厳格な在留管理制度が実施されようとしている今、難民たちの現状をシリーズで伝える。
東京朝鮮第2初級学校(東京都江東区)の現校舎解体前の最後のお別れ会として「コマウォ!ウリハッキョYAKINIKU―アーティスト・アクションin枝川」(主催=校舎お別れイベント実行委員会)が12月26日から29日、同校で行なわれた。
朝鮮半島と日本に住む子どもたちの描いた絵画作品を展示する「南北コリアと日本のともだち展」が10回目を迎えた。12月2~5日まで渋谷で展示会が行われたほか、4日には10年を振り返るイベント「ともだち展 くりむ・とーく」が開かれ、ソウルから関係者も出席した。
現在、教育現場を担う教員の多くは日本生まれの3世たちだ。彼らは60年以上の歴史と日本社会を取り巻く現状の中で、民族教育の使命をどう感じ、どのような実践を積み重ねているのか。2回目の今回は新たな挑戦の姿を描く。
在日コリアンのシニアサッカークラブ、高麗SCが日本のシニアサッカー史上前例のない偉業達成に挑んだ。50代の選手で構成された高麗SC50が6月の第9回全国シニアサッカー大会で初優勝を果たした。先輩の活躍に刺激を受け、40代チームも2004年以来6年ぶりの全国大会出場を決めた。同一クラブによる40、50両カテゴリー制覇という快挙に向けた高麗SCの歩みを追った。
「龍王宮」は、大阪のJR環状線・桜ノ宮駅近くの鉄橋の下、大川(旧淀川)の河川敷にあった。済州島出身の1世を中心とした女性たちが朝鮮の巫俗信仰のクッの儀式を執り行う場所だった。1920年代からあったそうだが、河川敷を管理する大阪府から「不法占拠」だとして再三立ち退きをせまられ、ついにこの8月に取り壊された。
月刊イオでは2008年7月から約2年間、「アンニョン!ウリトンポ」という企画を連載してきた。
「トンポ(同胞)がいればトンポ社会がある」を合言葉に、
都市にくらべてトンポが少ない地域21ヵ所を紹介し、地方同胞社会のいまを発信してきた。
取材を重ねる過程で地域ごとに抱える現状と、大きく横たわる共通点が見えてきた。
そこには今後、都会のトンポ社会がぶちあたるであろう課題も含まれていた。
6月11日、サッカー・ワールドカップ南アフリカ大会が開幕した。44年ぶりの出場を果たした朝鮮代表の一団には、在日同胞の安英学(31、大宮アルディージャ)、鄭大世(26、川崎フロンターレ)、梁勇基(28、ベガルタ仙台)が名を連ねた。代表の一員として世界最高峰の大会に臨んでいる3選手の原点とも言える朝鮮高級部時代を、当時の各監督に振り返ってもらった。
広告