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大好きな子たち

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2件のフィードバック

  1. ブラウ より:

    Unknown
    先日、都内某所の以前から知っているインドカレー屋さんで、おそらく数年ぶりにランチをいただきました。
    最近は「インドカレー店」を名乗りつつ実はネパール人がオーナーで、カレーも「インド成分」がやや薄(笑)なお店が多いので、カレー大好きな私にはやや不満なものがあります。

    で、件のお店はその界隈では知られたもろインド風の老舗。
    10席かそこらで満杯のカウンターを挟んだ狭い厨房で、地元語でわめきまくる濃い顔立ちのインド人店員2人が各種カレーやナンやタンドリーチキンをバリバリ作って焼きまくり、店内客とお持ち帰りランチ客の注文をひたすらさばいていきます。この喧噪と無国籍感もたまりません。

    と、よく見るとカウンターの先客に、カレー+ナンに黙々とかぶりつくニットキャップ姿のイカつい黒人のお兄さんが。
    しばらくして、やはりこれまたガタイのいいスキンヘッドのブラックなお兄さんが入店してきました。しかし、二人はべつに知り合いでも何でもない様子。その代わり、スキンヘッド兄さんはここの常連さんらしく、厨房の店員さんたちと「今日仕事いそがし〜よ〜」とかにこやかにトークしています。

    そのうちふと気づいたんですが、店員さんとスキンヘッドさんは「日本語でしか話さない」んです。現代の「世界共通語」であるはずの英語なんて、ひとっことも出てこない。
    スキンヘッドさんはアフリカの方とお見受けしましたが、店員さんはともかく、彼は英語を解さない人(フランス語圏の国出身?)なのかもしれません。少なくとも日本語と比べれば。

    先に少し書いたように、この店は店員たち自身も、ややぶっきらぼうな注文の受け答え以外は地元語(ヒンディー語なのかどうかもわかりません笑)を常時デカい声で話し、内輪ネタでなにやらバカウケしているというのが平常運行。客の反応も気にしないし、客側も慣れればいちいち気にしません(最初のうちはやや面食らいますが)。
    「対価を払えばうまいメシを注文どおりきっちり提供します」的な、シンプルなスタイルを店と客が暗黙に了解しているわけです。それ以外のホスピタビリティなんてのは、一定の信頼関係ができあがれば常連トークくらいは勝手に成立するんでしょう。

    これ、口さえ開けば「ここは日本だ郷に入れば郷に従え」ばかりのネット右翼や行動保守の連中はどう思うんだろうとか、あと「英語=世界語」的思考に慣らされている人にはスキンヘッドさんの「常連トーク」はどう映るんだろうかとか、いろいろ考えさせられるところがありました。

    …で、数年ぶりの私のフェイバリットメニュー「ほうれん草のチキンカレー+サフランライス+ラッシー」のセットは、以前とまったく変わらぬ質と量できっちり満足させてくれましたよゲフー(←もうどうでもいい笑)。

  2. より:

    ブラウさま
    いつもコメントをコマッスンミダ!
    インドカレーがお好きなんですね。私も、月に18回(ブラウさんが仰るような純インドではない感じのお店も含めて)食べに行ったことがあるくらい、あと出張などに行くと必ずその地域にあるインドカレー店を探して赴くくらい好きです。しかも「ほうれん草のカレー」が一番好きなので、親近感を持ちました(笑)。

    身近な外国人の姿から考えさせられることは多いですよね。私は「可愛い」「面白い」といった単純な感想がほとんどですが、ブラウさんは視点が広く枝分かれしていてすごいですね。ふむふむと拝見させていただきました。

    ブラウさんのコメントを読んだのは昨日の夕方なのですが、どうしてもカレーが食べたくなり、バスを途中下車して最寄りのお店に行きました。そこはダルバートがあるお店なので、たぶんネパール系だと思います。しかしいまだに違いがよくわかりません。
    もう余談の余談ですが、最近は南インドのミールスにもはまっています!

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