「アンニョンハセヨ、はじめまして」 – イオWeb

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「アンニョンハセヨ、はじめまして」

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2件のフィードバック

  1. 名無し より:

    素晴らしい
    久しぶりにワクワクする内容だったので投稿しました。
    イオが向かうべき方向性は、そこにあると思います。
    コリアン繋がりを発掘して輪を広げて行く事です。
    イオ編集部に敬意を表したいと思います。
    もはやオールドカマーが主流派で無くなるのは時間の問題であり、「在日同胞」という言葉すら死語になる日が近づいているでしょう。
    日本や朝鮮半島以外のルーツを持つコリアンもどんどん増えてますし、両親がオールドカマーでウリハッキョ卒業生を中心に構成されるコミュニティのみを「同胞社会」と呼んでいる限りは、狭小的で閉鎖的で内向きな発想しか生まれません。
    私事ですが、つい先日、青丘学院の学園祭を見てきました。
    様々な背景を持つコリアン生徒がおり、韓国からの留学生もいます。
    昨今の韓国社会の混乱ぶりを考えれば、留学生らが将来、本国へ帰らず、日本企業に就職し定住する人も相当数出てくると思います。
    その人たちも、やがて家族を持ち、子供の教育問題に直面するでしょう。
    日本に住む中国朝鮮族の同胞たちも、子供のアイデンティティの確立に苦慮していると聞き及びます。
    今こそ、真剣に、民族教育の未来を考える時ではないでしょうか。
    「総連を選択された一世同胞の子孫たちがメインのオールドカマー専門学校」
    〜これで本当に良いのでしょうか。
    それこそ、コリアン繋がりであれば、誰もが通う事ができる、真の民族学校を追求すべきではないでしょうか。

  2. ブラウ より:

    Unknown
    名無しさん

    >「総連を選択された一世同胞の子孫たちがメインのオールドカマー専門学校」
    >〜これで本当に良いのでしょうか。
    >それこそ、コリアン繋がりであれば、誰もが通う事ができる、真の民族学校を追求すべきではないでしょうか。

    現実の朝鮮学校は、学校運営のあり方としてすでにそうした方向性をある程度打ち出しており、実例が『イオ』誌上でもこれまで何度も紹介されてきたかと存じます。
    ただし、私個人としてはその方向性を無条件・無制限に拡大すべきではないと考えるものです。

    たとえばあなたは「コリアン繋がりであれば、誰もが通う事ができる」学校にすべきとおっしゃいます。しかし、これはややあいまいな問題提起だと言わざるを得ません。

    それが意味するのは「なんであれ朝鮮民族の血統につながる者」なのか、あるいは「朝鮮(韓国)に好意的な外国人」までも包含する新しい概念なのか。じっさい、とあるブログのコメント欄では「中華学校に比べ、ふつうの日本人が入学できない朝鮮学校は閉鎖的なのでは」という意見を見たことがあります。

    「朝鮮との接点」とは何か、「血統」にせよ「好意・興味」にせよ明確な基準線を引かずに拡大し続けていくと、朝鮮学校の「民族への抑圧と差別、非対称性に基づく支配・被支配の関係に反対する」ことへのこだわり(これが朝鮮学校の理念的屋台骨であるはずです)に対立する構図が生起する可能性は少なくありません。
    祖国の分断とそれを取り巻く政治状況を鑑みるとき、そこにはありとあらゆる政治的志向性が働いており、在日コリアン社会にもその力学が波及することによって、「野放し」であるだけにある意味本国よりいっそう複雑な状況が生まれています。これは否定しようのないリアリズムとしての問題です。

    念のため申し上げれば、在日社会の現実に学校がフレキシブルに対処すること自体を否定するつもりは、さらさらありません。ただ、「朝鮮学校を朝鮮学校たらしめているものは何か」を見失ったとき、朝鮮学校は朝鮮学校でなくなる——そのことを肝に銘じなければならないと私は考えます。

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