通学バスで感じたこと
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長野県に行ってきました! 取材では初めて訪れる地域だったので出張前から不安も多かったのですが、最初から最後まで長野トンポたちに助けられて無事に終えることができました。今回は特に大きなトラブルもなく、スケジュールにきっちりしっかり取材内容が収まったので回りやすかったです。
長野に着いてまず驚いたのが、四方を山に囲まれていることです。どこに行くにも車が欠かせません。私は毎朝、松本駅前から出発する通学バスに子どもたちと一緒に乗せてもらいハッキョに向かっていました。
ある時は、上田市に暮らすトンポたちが協力して運営している通学バスにも乗せてもらいました。上田市からハッキョがある松本市までは車で1時間以上かかります。言葉通り、子どもたちは山を越えて通学しています。現在、そのバスを運転しているのは田中さんという日本の方です。
田中さんはご自身が住んでいる上田市から子どもたちを乗せてハッキョまで来て、下校時間までハッキョで過ごしながら、掃除などのお手伝いも時々されているそうです。先々週の記録的な大雪の時には、真っ先にウリハッキョに駆けつけて雪かきをして下さったといいます。
帰りはまた1時間以上かけて子どもたちを上田市まで送っていきます。早朝から夕方遅くまで、黙々とウリハッキョの子どもたちのために仕事をしている姿を見ながら、ただ「すごいな」という感想が浮かびました。
目的地に到着すると、子どもたちは「コマッスンミダ」と言ってバスを降りていきます。私も同じく「コマッスンミダ」と言って降りたのですが、2時間以上かけて子どもたちを安全に送り迎えしてくれていること、それを毎日続けていることなどを考えると、その一言ではなんだか足りないような気がして、でもそれ以上の感謝の言葉がみつからず少しもどかしい思いをしました。
子どもたちは、毎日のインサのように「コマッスンミダ」とバスを駆け下りていきます。時には、田中さんとの会話がそのあいさつだけの時もあるでしょう。それでもただ黙々と仕事を続けている田中さん。そんな様子を見ながら、本当のありがたさというのはすごく後になり色々なことを聞いたり見たりして知って、初めてじんわりと実感できるものなのかもしれないとふと感じました。
田中さんだけではなく、ウリハッキョへの道を途切れさせまいとバザーなどの収益金でバスを維持している保護者たちもそうです。今は当たり前に感じる多くのことが、実はたくさんの努力の上に成り立っているということ、それもこれも全部ウリハッキョと自分たちのためだということを実感した時、そこでまた後代に対する気持ちが受け継がれていくのだと思います。(理)
Unknown
取材お疲れ様でした。長野はどうでしたか?山、山ですよね。笑
田中さんには、本当に感謝してます。
課外授業時も、運転手してくれます。
記事を楽しみにしてます。
松葉づえの子のオンマでした。
記事を楽しみにしてます。
Unknown
長野父兄さま
松葉杖をしていたトンムのオモニムですか(^^)集合写真を撮る時に、大変なのに協力してくれてありがとうと伝えて下さい。
4月号でいい誌面をお届けできたらと思います! コマッスンミダ。