勝利まであと一歩 見せた朝鮮の勇姿!
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朝鮮民主主義人民共和国女子サッカー代表は2024年パリ五輪出場権をかけたアジア最終予選(ホーム&アウェー方式)で日本と対戦するも、第1戦(2月24日)を引き分け、第2戦(同28日)は1対2で惜しくも敗れた。五輪出場権は逃したものの、朝鮮選手らは在日同胞応援団の声援を受け、果敢にピッチを駆けめぐり、コロナ禍から本格的に国際舞台へ復帰した強豪の姿を印象づけた。
女子サッカー パリ五輪アジア最終予選第2戦 朝鮮1-2日本
最終予選は2試合の合計得点が多い方がパリ五輪の出場権を獲得する。平壌からサウジアラビアのジッダに会場が急きょ変更となった第1戦は、朝鮮が終始押し気味の試合展開となったが、ゴールは奪えず、結局0対0で引き分け。続く東京・国立競技場での第2戦は、勝った方がパリ五輪出場という大一番となった。
サッカー朝鮮代表チームの来日は2017年12月のE―1サッカー選手権以来、6年2ヵ月ぶり。会場には、関東地方を中心に日本各地から約3000人の同胞応援団が駆けつけ、大歓声をスタジアムに響かせた。
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“選手たちはわれわれの誇り”
国立競技場のゴール裏アウェー席を赤く染めた同胞応援団は関東地方を中心に朝鮮学校の児童・生徒、学生、在日同胞ら約3000人で構成された。応援団は試合が終わるまで熱気あふれる雰囲気の中で赤いスティックバルーンを持ちながら「必勝朝鮮!」「頑張れ朝鮮!」などの掛け声と『攻撃戦だ』などの歌で選手に声援を送り続けた。また朝鮮の選手が相手ゴールに迫ったり、好プレーをすると応援団のボルテージも高まる。そして後半36分にゴールが決まると応援席の興奮は最高潮に達した。
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同胞たちの声援“しっかり届いた”
白熱した試合を通して同胞たちに大きな勇気と力を与えてくれた朝鮮の選手たち。直接交流する機会は決して多くはなかったものの、日本で過ごした4泊5日間、選手たちの心は常に、「祖国にいる両親のように」(キム・ヘヨン選手)温かく声援を送った在日同胞たちへの思いで満ちていた。
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