淡路島で45年、厳選肉を、代々続くタレで味わう/焼肉 平松(兵庫県南あわじ市)
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瀬戸内海に位置し、大自然に囲まれた淡路島の南部で45年間続いてきた焼肉店がある。1978年に創業した平松は、二代目店主・申秀樹さん(64)が、淡路牛、淡路ビーフ認定店から肉を仕入れ、淡路牛を中心に厳選された肉を使用、一部ランクの高い淡路ビーフも提供している。また、店主自らが肉をひとつひとつ吟味しながら手切りでスライスする。
タレは先代から続くものを使用しており、上質な肉とうまく調和している。店主おすすめのメニューは、サシが入っていてやわらかく甘みを堪能できる上ロース。ミノに梅肉を和えた梅ミノはこれだけを目当てに来る客もいるほど。焼肉の合間に食べるとすっきりする。イカなどの淡路島で獲れた海鮮食材も提供していたり、徳島の特産・阿波尾鳥も珍しい。焼肉メニュー以外では、うまみが凝縮されたホルモンスープが特に人気で、〆にご飯と合わせて注文する人も多い。
フロアは全64席で、個室、テーブル席、そして最大30人が着席可能な宴会席もあり、カップルから家族、団体客などさまざまな顧客が楽しめるようになっている。平松といえば名を知らない人がいないほど、地元・淡路島では人気店だ。
「さまざまな層のお客さんに来店してもらい『おいしい』と言ってもらうため、上質なお肉やこだわり抜いたタレをリーズナブルな価格で提供することを心掛けている」
店主の申さんは、淡路島で生まれ育ち、大阪で10年ほど別の事業をした後、28歳の頃に淡路島に帰ってきて、もともとは申さんのオモニが始めた店を引き継いだ。現在、申さんは在日本朝鮮兵庫県明石商工会に属している。
申さんは、「親が残してくれた焼肉屋を失くしたくないという信念でお店を続けている」と思いを語った。
今も昔も同じ場所で変わらず経営しているが、内装はリニューアルを行い、新しいメニューを考案していくなど、その時代に合った雰囲気作りや工夫を重ねてきた。
お店の清潔感、気持ちよく帰ってもらえる接客に特に気を使っているという。客が絶えず淡路島の地で45年間続いてきた要因の一つだろう。
Shop DATA
焼肉 平松
兵庫県南あわじ市湊里159
Tel : 0799-36-3015
営業時間:11:30~14:00、17:00~22:00
定休日/毎週水曜日
無料駐車場有り
メニュー
特選上ロース(数量限定)2600円、上ロース1480円、ハラミ890円、上塩タン1250円、梅ミノ940円、小腸(ホルモン)650円、阿波尾鳥もも肉(塩こしょう・タレ)590円、ねぎチヂミ650円、イカ590円、クッパ780円、ホルモンスープ1000円(税込)