キムパプ 김밥
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김밥(キムパプ)は日本でいう海苔巻きのこと。朝鮮半島でも、さまざまな具材を入れて親しまれています。日本ではご飯に酢を混ぜますが、塩とゴマ油で味つけするのが朝鮮風。行楽シーズンに作ってみてはいかがでしょう。
レシピ表記
- 少々:一般的に、親指と人差し指の2本でつまむくらい(約1g)の量を指す。液体なら1、2滴分にあたる。
- 少量:親指と人差し指と中指の3本でつまむくらい(約2g)の量を指す。ひとつまみともいう。液体ならさっとかける程度。
- 適量:適度な量を加減して入れること。
- 適宜:必ず入れる必要はなく、その時の状態に応じて必要であれば入れること。
- ※粉トウガラシには粗挽きと細挽きがあるが、「粉トウガラシ(細挽き)」と表記する以外はすべて粗挽きを使用するものとする。
材料(4本分)
ご飯(少し硬めに炊いた温かいもの) | 茶碗4杯分 |
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【A】
ゴマ油 | 大さじ1/2 |
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塩 | 小さじ1/2 |
牛薄切り肉 | 120g |
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【B】
醤油 | 大さじ1 |
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砂糖 | 大さじ1弱 |
酒 | 大さじ1/2 |
おろしニンニク | 小さじ1/2 |
ゴマ油 | 大さじ1/2 |
炒りゴマ | 小さじ1 |
コショウ | 少々 |
卵 | 1個 |
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キュウリ、ニンジン、たくあん | 4本分 ※それぞれ海苔の長さに合わせて 5㎜角で細長く切っておいたもの |
大葉 | 12枚 |
焼き海苔 | 4枚 |
ゴマ油 | 適量 |
塩 | 適量 |
炒りゴマ | 適量 |
サラダ油 | 適量 |
作り方
- ボウルにご飯を入れAを加えて切るようによく混ぜる。
- 卵は塩をひとつまみ入れよく溶きほぐし、熱したフライパンにサラダ油を少量入れ薄焼き卵を作り、冷ました後に1㎝幅に細長く切る。
- 牛肉は5㎝ほどに切ってBを加えよく揉み込み、サラダ油を少量入れて熱したフライパンで汁気がなくなるまで中火~強火で炒める。
- キュウリとニンジンはそれぞれ塩を少々まぶし数分なじませる。出てきた水分はペーパータオルで拭き取り、ニンジンのみ電子レンジで1分加熱する。
- 巻きすに海苔を敷き、手前を1㎝ほど空けて適量のご飯を置く。しゃもじを使ってご飯を均等に平らに広げる。
ご飯を広げるとき、自分の手元から見て奥側1/4程度を空けておきましょう - ご飯の中央に大葉3枚を広げ他の具ものせる(具材が重なってもよい)。
- 人差し指と親指で巻きすを手前から持ち上げ、他の指で具を押さえる。手前のご飯の端を奥のご飯の端に着地させ、いちど両手で全体をしっかり締め、残りを巻いていく。
- 巻き終わったら片手で巻きすの奥側を押さえ、もう片方の手で巻きすごとキムパプを握り手前にギュッと引っ張って全体を締め、形を整える。残りの3本も同じように巻く(海苔の巻き終わりを下にしておく)。
- 手にゴマ油をつけ8にまんべんなく塗り、炒りゴマをまぶす。
- 包丁を濡れふきんで湿らせながら9を食べやすい大きさに切り、器に盛りつけたら完成。
教えてくれた人 高仁淑
こ・いんすくさん●1961年、東京都生まれ。東京朝鮮第1初中級学校、日本の高校を経て明治大学を卒業。(株)リクルートに入社、情報誌の広告営業に携わり、結婚後は家事に専念する。趙善玉料理研究院で韓国料理基礎全課程を修了、認定講師の資格有。その他、テーブルコーディネートをはじめとする各種資格や共著での出版、各大会での受賞経験多数。現在は料理教室や料理イベントなどで講師を務める