元気ハツラツ！全員が仲良し／おいでよウリハッキョvol.21　大阪福島朝鮮初級学校

大阪市の北西部、西淀川区姫島に位置する大阪福島朝鮮初級学校は、2018年に創立70周年を迎えた。卒業生、保護者、教員、地域同胞の「学校愛」によって守られてきた校舎でのびのびと学ぶ園児・児童たち。学校を中心に強い信頼関係で結ばれた魅力的な同校を取材した。

△今月のハッキョ
大阪福島朝鮮初級学校

歴史：祖国解放後、西淀川区各地に国語講習所が設置される。1948年7月1日に福島朝鮮初等学院が設立。49年、「学校閉鎖令」によって閉鎖を余儀なくされたが、福島区の市立小学校に民族学級を設置し、朝鮮語教育を続けた。52年に「福島朝鮮小学校」として民族教育が再開。70年には付属幼稚班を併設した。71年に現校舎が位置する西淀川区姫島に新校舎を建設。93年に創立45周年を記念して大規模な校舎修築事業が行われた。2018年に創立70周年を迎えた。

データ：金信男校長／児童：幼稚班7人、初級部14人／学区：福島、西淀川、淀川、此花区
〒555-0025　大阪府西淀川区姫島6丁目2番3号
Tel：06-6473-8487

遊びに来てね！

2018年3月に張り替えられた人工芝の上で笑顔輝く、21人の園児と児童たち。運動場で全校生が仲良く元気に遊び回っている。学校を訪れるや否や、児童らが駆け寄って大きなあいさつで出迎えてくれた。元気いっぱいな子どもたちの姿が印象的だ。
児童たちの母国語への意識は高く、遊んでいる最中でも日本語を使ってしまうとすぐにお友達から注意が飛び交う。パワフルで純粋な子どもたちが育つ同校に温もりが感じ取れた。