千葉県千葉地域青商会/今月の注目!会員
広告
DATA
同胞数:3800人
事務所の所在地:千葉県千葉市
管轄地域:千葉市、市原市、四街道市の一部
定期活動:家族交流会、クリスマス会、新春麻雀大会
民族教育支援事業:「ウリミレ課外授業」
主な名物、観光地:ハス、幕張メッセ、千葉ロッテマリーンズ、ジェフ市原・千葉
今年4月16日に13期総会を迎え、前期に劣らぬ勢いで飛躍を続けている千葉地域青商会。前身となる「青親会」(千葉青年親睦会)の看板と伝統を守り、OBたちの意志を受け継いで現在も同胞成年らとのコミュニティを大事にしている。
2011年新春から「千葉新春麻雀大会」を定例事業として行い、今年で開催6回目を迎えた。麻雀大会には青商会OBや青年同盟、地域同胞も参加。また関東のみならず北海道や日本各地からも青商会会員たちが参加し幅広い交流の場となっている。
14年、15年と、千葉朝鮮初中級学校に通う子どもたちへの教育サポート事業「ウリミレ課外授業」を実施。鉄板焼屋を営む前会長によるお好み焼き教室、野田醤油工場への社会見学、かき氷やポップコーンをその場で作って振舞ってあげたりと、民族教育を支援する事業を多数行ってきた。
最近では千葉初中を卒業して千葉県名門高校サッカー部で活躍した会員が、日本の方々からも協力を募り学生支援事業を進めている。4月に新しく就任した金圭鉉会長の提案で「千葉ロッテマリーンズチャリティ応援会」の新事業も計画中だ。
同世代のオモニたちによるサークル「クリウォ」と協力して家族交流会やクリスマス会も企画運営している。
千葉地域青商会は、今後も「会員拡大」を一番の課題とし、同世代青年たちとの交流やアプローチを強化していく。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
【今月の注目!会員】
玄康洙さん(37歳、神奈川県湘南西湘地域青商会副幹事)
地域の活動に新しい風
朝鮮大学校理工学部、同大学校研究院を経て、現在は国立研究開発法人理化学研究所にて植物が有する免疫メカニズムの解明を目指した研究に従事している玄さん。自身の研究を深めるかたわら、2015年度から青商会の活動に精を出し、今年度より湘南西湘地域青商会の副幹事に任命された。
昨年は、湘南西湘地域の青年同盟が主催している土曜児童教室(朝鮮学校に通っていない児童たちを主な対象とした学びの場)をサポートするという趣旨で「理科教室」を企画・運営。4歳以上の子どもたちを対象に、「ブロッコリーからDNA(遺伝子)を取り出そう!」というテーマで実験を体験してもらい、「유전자(遺伝子)」などの朝鮮語も学べるよう工夫した。対象地域以外からも参加があり、20人以上が集まったという。
「もともと新しいイベントの企画やマネジメントは嫌いじゃない。これが他の会員たちへの刺激となって、また新たな企画につながれば。多様な人々の経験を活かすことで、よりよい活動になっていくと思います」。自身の経験を活かし、地域に新しい風を吹かせようと励んでいる。