「高校無償化」排外主義とのたたかいの先に(下)
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ウリハッキョで学びたい、ウリハッキョを守りたい
朝鮮高校への高校無償化が適用されないまま、母校を巣立っていった卒業生らは約2000人。それぞれの場所で活動する卒業生らは今、何を思うのか。また、現在朝鮮高校に通い「朝鮮学校排除」という差別にさらされる現役の朝高生たちの思いは―。シリーズの最終回は、この問題の直接的な「当事者」である子どもたちの心境に迫った。
大阪朝鮮高級学校出身の慎栄雅さん(19)は、府内の看護専門学校に通っている。看護師をめざした理由は、人種を越えすべての人を助けられるこの仕事に惹かれたからだ。「1世のハルモニ・ハラボジを含めた、幅広い人の手助けをしたい」という夢を描き、国家資格取得をめざして専門知識と実習を積む。・・・