青年劇場第134回公演『三たびの海峡』を観て – イオWeb

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青年劇場第134回公演『三たびの海峡』を観て

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1件の返信

  1. 匿名 より:

    炭鉱の労務主任・山本三次を映画版で演じた隆大介も忘れがたい。戦時中は、冷酷で残酷な鬼と化して、朝鮮人労働者を苛め抜き、命を奪っても動ずるところがない。
    戦争が終われば、朝鮮人の復讐を恐れて、一転して、人情味さえ醸し出す、一般人へと変貌する。そして、戦後50年を経て、旧炭鉱の町の市長にまで上りつめる男。
    隆大介自身の出自がそうさせたのか、山本三次は忘れがたい、神がかりの演技だった。
    この作品の後、酒に溺れ、転落と暴力の末に、数年前に若くして亡くなってしまった隆大介には、山本三次が乗り移ってしまったのだろうか。

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