「子どもを保育園に預けて共働き」第2幕
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ああ、5年前も似たようなことがあったな。そんな既視感を抱いた。
この4月から保育園に入った次男がRSウイルスに感染して、約1週間自宅療養を強いられた。慣らし保育も順調で、お昼ご飯の時間まで預けられた。よしよし、と思っていたところ、さっそく第一の試練が訪れた。新年度、保育園で感染症罹患者第一号らしい。
そうだ、これが「保育園の洗礼」ってやつだ。思い出した。
冒頭の「既視感」というのは、5年前の長男の入園の時もいろいろと大変だったからだ。新型コロナウイルス・パンデミックで日本中が大パニックに陥っていた時期と入園が重なった長男。はじめの2日ほど通ったが、そのあとすぐに保育園が休園となってしまい、預けたくても預けられない状態が2~3ヵ月ほど続いた。
それにしても次男。こんなにすぐウイルスをもらってくる? ていうか、どこからもらってきたの?
Welcome to 人間社会。これまではある意味「温室」の中で育てられたが、これからは保育園で集団生活の中に放り込まれる。これからどんどん、いろいろな病気をうつされ、場合によってはうつしてしまうのだろう。
そんな次男だが、感染症から順調に回復し、今日から登園再開となった。慣らし保育も今日から再開だ。
わかっていたことだが、育児なんてそもそも思い通りにいかないものだ。まだ言葉も話せない乳児などアンコントローラブルな存在の最たるものだろう。親としては「こういう時はこう対応する」といったことをあらかじめある程度決めておくことくらいしかできない。想定を超える事態が起こってしまったら…起こったことは仕方ない、その時はその時だ。
保育園に子どもを預けるのは初めてではないが、「子どもを預けて働く」ことの大変さを再認識している。
初めての集団生活は0歳児にとっても過酷な環境だ。体調不良やケガなど月齢が小さいうちは保育園からの呼び出しも少なくない。長男の時も、保育園に預けて通勤電車に乗り、職場について「さあ、仕事だ」となった時に呼び出しの電話がかかってきて、お迎えに行ったこともあった。子どもの体調によっては次の日から仕事を休まないといけないこともある。長男は、病気にかかる頻度は人並みだったが、次男は果たしてどうなるか。私と配偶者の有給休暇は足りるだろうか。
次男の保育園入園に合わせて、配偶者も仕事復帰する。
いよいよ、「子どもを保育園に預けて共働き」の第2幕が始まる。(相)