忘年会シーズン開幕
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忘年会シーズンが始まった。
日本ではあまり馴染みがないと思うが、朝鮮語では「送年会」と呼ばれる。送年会は「1年を省みて新しい年に備える」という意味合いが強い一方で、忘年会は「その年の苦労を忘れるために年末に催す宴会」を意味するそうだ。在日同胞の年末イベントでは、前者で呼ばれることが圧倒的に多い。ただ内容上の違いがあったり、違いを意識しながら参加している人がいたりするのかと言われると、そうではない気がする。
とまぁ豆知識を最初に持ってきたが、今日のブログはこのシーズンをなんとか無事に切り抜けたいという内容だ。ここ1、2年を省みると、飲み会後、気づいたら知らない所にいたという経験が、周りの人と比べても多い気がする。
あらかじめ申し上げると、飲み会のメインフィールドは東京都内。私はJR東日本の中央線ユーザーだが、飲み会後に「中央線の最果ての地」「寝過ごし民たちの墓場」とも呼ばれるJR大月駅に2度辿り着いたことがある。JR大月駅は山梨県に位置している。
1回目は昨年夏頃、東京都23区内で飲食した後だった。同席した上司からの「鬼電」にも気づかず、気づいたら…だった(すみません)。駅を出ると自然豊かな山々が見渡せた。周辺を歩いたが開いているお店も見当たらず、駅前の椅子で夜を明かしたのを覚えている(駅から徒歩10分圏内に「東横イン」があることを後に知った)。その場に居合わせた名も知らぬ「寝過ごし民たち」を私は「同志(トンジ)」と呼びたい。かれらがいたため、少し安心した。ただ、夏なのに肌寒かった。
2回目は今年の初旬頃だった。JR大月駅までたどり着いた記憶はほぼないが、なぜかその後、タクシーに乗って自宅の最寄り駅前にいた。請求額は1万円札×3枚。教訓にするため、「おおつきタクシー」と刻まれたレシートを数ヵ月間、財布に保管していた(気づいたら紛失していて、今はない)。流石にそれで「大月旅行」は懲りた。
寝過ごした際、最寄駅から4駅ほど離れた駅から、3時間ほどかけて家まで歩いたこともあった(距離は約11km)。ただタクシー代を節約したい考えからだった。私の経験から言うと、タクシー移動が困難な場合やホテルは高いという方には、インターネットカフェ・マンガ喫茶がおすすめだ。ホテルより安く、フリードリンク付き、漫画も読めてシャワーも浴びられる。「完全個室」も増えてきていて、私にとっての「駆け込み寺」となっている。「大月」と字が似ているが反対のJR大宮駅(埼玉県)は埼京線の「終着点」。一度お世話になったが、あそこはインターネットカフェ・マンガ喫茶もあり、お店も多く開いていていい。
「酔い度」についても話しておきたい。飲む量とペースもそうだが、その日の体調や前日までの睡眠時間によって酔う程度が大きく左右される。酔って当日どう立ちふるまうかも大事だが、悪酔いやトラブルを事前に防げることもあるのだ。また、コンビニで販売している肝臓にやさしい錠剤などを飲むと気持ち的に楽になる。
私が執筆する年内最後のブログで何を書こうかと思い悩み、温めていたこのネタを出した。今年の私のブログを省みると、お硬い内容のブログが多かった。来年はもう少し肩の力を抜いたブログも書いていこうと思う。
最後に、くれぐれも飲み過ぎにはお気をつけください。(哲)