50歳を迎えて
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私事ながら2ヵ月前に50歳の誕生日を迎えた。
当の本人が、人生の流れ、時の流れがこれほどに早いことに驚いていた。あっという間に人生が終わってしまう気もする。
20代、30代、40代と振り向かずに生きてきた。とくに30代は子育てと仕事の暮らしに追われ、たくさんの人に助けられ、不義理もたくさんした。40代は大切な人との別れがあり、公私ともに責任が増していったことに戸惑うことも多かった。
それでも、かけがえのない同僚と家族たちに囲まれ、好きな仕事を続けていることに感謝の日々だ。
年を増すごとに自分の中の「喜怒哀楽」の感情が深まっていくように感じる。
一本の電話、一つひとつの出会いに何か意味を感じるのも、いつか終わりが来ることを実感する「年」になったからだろうか。
先日、久しぶりに地方都市を訪れ、懐かしい筆者と再会する機会に恵まれた。
別れ際に子どもたちへのお土産と、かわいいプレゼントまで準備してくれては、「何事も楽しんで」と背中を押してくれた。
そう、何事も楽しんで。
これからは、今まで妄想してきたことや、
「いつか!」と考えてきたことに、チャレンジしていきたい。
5月号の制作も佳境。目いっぱいの思いを込めて、新しい雑誌で春の門出を祝いたいと思う。(瑛)

学生時代、部活をともにした先輩からいただいたお花。ありがたかった