埼玉初中人工芝プロジェクト、今日からクラファンスタート!
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2021年4月6日に学校創立60周年を迎えた埼玉朝鮮初中級学校が、今日11月11日から、運動場を人口芝に替えるための、クラウドファンディングを立ちあげました。
https://readyfor.jp/projects/saitamahakkyo60kinen
プロジェクトを立ち上げた目的は、
- 学校運営の正常化への新たな試み、
- 地域交流の活性化と地域社会への貢献のため―です。
埼玉朝鮮学園の運営は、保護者の授業料と同胞たちの支援でどうにか維持してきたものの、2010年から埼玉県は「朝鮮学校の財政健全化に関する問題」を理由に補助金支給を停止しました。学園側では努力を重ね、問題解決に尽力しましたが、「政治的問題」を理由に今も補助金支給は停止されたままです。
運営はより一層厳しさを増し、学費を引き上げるなどの苦渋の決断を迫られ、保護者たちへの負担は年々増えています。
この困難な状況を打開すべく、同学園はグラウンドを人工芝化し、地域のスポーツクラブの練習場や地域のイベント会場として有料で貸し出すことによって、学園の安定的な財政基盤を構築するための手段の一つにしようと考えています。
大宮の堀の内町で50余年、多くの日本の友人たちと手を取り、交流を積み重ねてきた埼玉朝鮮初中級学校は、近隣の学校やサッカークラブ、地域社会とも積極的に交流を深めています。
「これから70年・100年を見据え…人工芝化されたグラウンドが、そんな地域交流の新しいシンボル、地域の方々が気軽に立ち寄れるホットスポットになれば、未来は大きく変わると信じております」(上記HPから)
クラファンの実施期間は、2021年11月11日(木)から12月17日まで。
工事は11月15日からで、2022年1月末日までに完了予定です。
クラファンの目標金額は300万円!
資金の使い道は、
夜間活動用の照明設備の強化(LEDライトへの変更)、屋外用トイレ設備工事など。
※人口芝化の総予算は約5590万円を見込むとのこと。
※予算の関係で諦めた設備が多くあり、より良いグラウンドにすべくクラウドファンディングを通じて資金調達を目指すという。
URLには、地域の日本の方々と地道な交流を重ねてきた同校生徒や保護者、支える同胞たちの姿が載っています。
11月下旬には、埼玉朝鮮初中級学校の卒業生でJ1リーグ サガン鳥栖 GKの朴一圭選手とのコラボイベントのリターンを追加予定とのことです。
埼玉の熱い呼びかけをお届けします。(瑛)