西日本豪雨、被災地での復旧・支援活動(1)
広告
先週のエントリでもお伝えしたように、今月上旬の西日本を中心とした記録的な豪雨によって、西日本各地の在日朝鮮人住民家屋や店舗、朝鮮学校などにも少なくない被害が発生した。被災各府県の総聯本部が把握する限りでは同胞の人命被害はなかったものの、岡山県や広島県などで家屋や店舗が被害を受けた。和歌山朝鮮初中級学校や岡山朝鮮初中級学校などでも雨漏りの被害があった。
7月20日付朝鮮新報によると、岡山県倉敷市では10戸の被害が報告されている。とくに、町の大部分が浸水した真備町に住む人々の被害は大きく、家屋の全壊を含めた甚大な被害があった。
総聯岡山県本部では9日に岡山県同胞災害対策委員会を立ち上げ、▼復旧作業の支援、▼炊き出しなどボランティア活動、▼支援物資の提供、▼義援金の募集を行うことなどを決定。この決定にしたがって、翌日から総聯活動家や朝鮮学校教員らが被災同胞宅を訪ねて復旧作業を行った。14日から16日にかけては県内外の有志も加わった支援隊による集中的な復旧作業が行われた。
(写真はいずれも朝鮮新報提供)
おりしも、先週末から命の危険も指摘されるほどの記録的な猛暑が被災地を含めた日本各地を襲った。朝鮮新報電子版に掲載されている被災地発のルポ記事によると、厳しい暑さの中でも必死の作業を繰り広げた結果、被災家屋から瓦礫やゴミ、たまった泥の多くが搬出されたという。
対策委員会では、被災した同胞たちが一日でも早く日常生活を取り戻せるよう、当面の復旧作業に加えて、義援金や支援物資の募集、被災地での炊き出しなど中長期的に支援活動を行っていくという。(相)
あらためて、義援金の募金先の情報を。
総聯広島土砂災害対策委員会 韓政美
・朝銀西信用組合 天満支店 (普) 1077357
・広島銀行 江波支店 (普) 3079214
岡山同胞災害対策委員会 呉信浩(オシンホ)
・朝銀西信用組合 本店営業部 (普) 1087971