ブログ 日刊イオ

ブログ日刊イオ

私が通名を使うとき

広告

 通名の使い方は、普段から全く使わない、ビジネス面で使い分ける、朝鮮名を使う機会のほうが少ない、など人によってさまざまだと思う。私は主に、電話で何かの予約をするといった、口頭でのみこちらの名前を伝えなくてはいけない場合に通名を使う。本名だと、絶対に一度では聞き取ってもらえないからだ。
 「黄(ファン)です」「え?」「あ、ファ、ン。ドレミファのファに、ンです」「ああ、ファンさんですね」…必ずこのようなやり取りになる。

 一度、屋外でデリバリーピザを頼むことになった時は特にひどかった。本名をフルネームで伝えたところ、例のごとく「え?」との返事が。その日は花火大会だったため周りに人も多く、正確な伝達は正直諦めていたのもあって、上記のようなやり取りを怠ったのだ。十数分後に携帯に電話があり、無事受け取って名前を見たところ…

 どうしてこうなるのか。都会の喧騒と民族名が合わさるとこんな化学反応が起こるのか。もう笑うことしかできなかった。そして今後、電話での予約には通名を使おう―と決意した瞬間でもあった。
 それ以降、電話で自分の名前を伝える時は割り切って通名を使うようにしている。しかしたまに、「津村さまでよろしいですか?」とか「松浦さまですね」などと言われると、ただ単に自分の滑舌に問題があるんじゃ…とも思えてくる(通名は松村)。

 話は少しずれて、私の伯父が小学生くらいの頃、病院で受付を済ませて座っていたら「○○、ちんこうさま~。ちんこうさま」と呼ばれ「俺、ちんこうじゃない!」と怒って帰ってきたというエピソードを思い出した。本名の漢字を日本語読みしたのだろうが、呼ぶほうも恥ずかしくなかったのだろうか…。(理)

広告

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。