阪神・淡路大震災と朝鮮学校の避難所 – イオWeb

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阪神・淡路大震災と朝鮮学校の避難所

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1件の返信

  1. オンニョ より:

    Unknown
    あっという間の16年でしたね。私もあの頃同僚と共に大きなリュックいっぱいにボンカレー詰めてまだ余震の残る西神戸朝鮮初中級学校を訪ねました。同胞達と日本の方々が兄弟のように寄り添って過ごす姿に感動すら覚えました。駆けつけた同胞達と一緒に<トックッ>の炊き出しを手伝ったのも昨日のことのようです。

    赤い月
      
              盧進容

    為すすべもなく ただ呆然と
    涙流れるままに 空を仰げば
    燃えさかる 炎を前にして
    そこに 赤い月

    泣き叫ぶ父(アボジ)と母(オモニ)
    娘四十を超え 初めて授かった孫
    その二人が 炎の中にいる
    ぼくの同級生が そこにいる

    崩れ落ちた 家の中で
    ひと月に なったばかりの命
    発するその泣き声が 尽きた時
    炎は 二人を襲った

    ああ 赤い月
    涙かれた 彼女の眼(マナコ)なのか
    涙うるむ その子の眼なのか
    今、泣き叫ぶ 両親の眼なのか

    この光景を見て
    異国の月も 充血しているのか
    気のせいではない 決して
    そこに 赤い月

        ※阪神・淡路大震災鎮魂の歌「赤い月」盧進容(学研)より

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