イオ11月号が完成しました!
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月刊イオ11月号が本日完成しました。

特集は「朝鮮学校の合同教育」。
近年、各地のウリハッキョ(私たちの学校の意。朝鮮学校を指す)では、日常的に合同生活を送る取り組みがなされています。その形式は多様で、授業やスポーツ大会への出場にはじまり、近年は一定期間学校生活を共にしたり、修学旅行など課外活動の場も共にしたり…。今月の特集では、民族教育の可能性を模索するさまざまな「合同」の取り組みから、「ウリハッキョの今」を探りました。(※本特集における「合同」の対象は、ウリハッキョ同士の取り組みに限ります)
長野×静岡、東京第2×東京第6、中四国の各地3カ所で営まれる合同教育の現場に密着したルポでは、活動内容の紹介とともに、子どもたちの成長や気づき、教員たちの学びや経験といった「合同」の実態に迫りました。
また少人数学級に関する金勇大さん(朝鮮大学校教育学部教授)による寄稿や、2009年にスタートした「セッピョル学園」(「ウリハッキョは日本一のマンモス校」という理念の下、茨城初中高の学区となる茨城・栃木・群馬・新潟・福島・東北の朝鮮学校6校から児童・生徒らが集まり、授業や寝食を共にする過程で交流を深めるイベント。13年からは北海道も参加する)をはじめ、「合同」の経験を積み重ねてきた学校や団体から、金日中さん(茨城朝鮮初中高級学校校長)、宋明男さん(元中央青商会副会長)にもインタビューで登場してもらいました。その他、多様化する「合同」のかたちを写真で紹介しています。
ぜひお手に取ってご覧ください。
特集の外にも、生誕地の愛知県で開催された洪永佑回顧展「郷愁」、医療専門家と教員たちが共に学生支援のあり方を考えた第9回朝鮮学生綜合支援教育フォーラム、 朝鮮学校と在日朝鮮人との出会いを綴った朝日新聞記者の大瀧哲彰さんによるエッセイ、 済州島出身の在日朝鮮人作家・金泰生の自伝的作品『私の日本地図』の復刊に関する鄭栄桓さん(明治学院大学教授)による寄稿など注目記事が多数掲載されています。
「話題の人」「ともに生きる(最終回)」「思春期レスキュー」「オソオセヨ」「私のハラボジ」など人気連載もお楽しみに。今月の「気になるニュースQ&A」では、ジャーナリストの乗松聡子さんが、中朝ロをはじめとする26ヵ国の首脳が出席し、先月3日、中国・北京で行われた抗日戦争勝利80年記念式典について、日本のメディアでは語られない行事の意義や朝中両国の関係の現在地について解説しています。
11月号の表紙は、合同教育の現場で出会った東京朝鮮第2初級学校と東京朝鮮第6初級学校の児童たちです。取材当時の等身大の姿を写した表紙からはじまる今月号、ぜひお手に取ってみてください。
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