「無償化」裁判の現在地
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高校「無償化」の裁判に関わる弁護士、京都朝鮮学校襲撃事件裁判をたたかった刑法学者の話を聞きに関西地方に来ています。
現在、「無償化」裁判は大阪、愛知、東京、広島、九州で行われていますが、各地の弁護団は勝訴に向け、身を削る日々を送っています。
私はこの1年、東京の裁判を担当してきましたが、「無償化」、「補助金」の2つの裁判を闘う大阪の経験を初めて聞くことができ、大いに学びました。
制度が始まり5年。
国は法の趣旨には一切ふれず、国連の場では「差別をしていない」とまでいい放ち、あたかも朝鮮学校側に責任が有るような態度で、問題をすり替えようとしています。
2時間にわたる座談会の中で、裁判に勝つためには「3つ」が必要だ、とのお話が頭に焼き付いています。
その3つとは、原告、弁護団、支える人たちで、この三者が一体となってこそ、裁判に勝つことができる、勝訴を導く世論を作りあげることができる、ということです。
権利とは何か、
それを侵されたときどう声をあげ、
さらには、声をあげられない人の気持ちをどう集めるか。
各地の裁判が直面する課題にも沢山のヒントをいただきました。
近々、「『無償化』裁判の現在地」と題してまとめる予定です。(瑛)