vol.13 希望を探して ヘイト暴力との闘いの只中で
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「引き続き皆さんと共に、前へ前へ」。崔江以子さん(中央)は語り掛けた(川崎市川崎区で2022年12月8日、写真:中村一成)
「私はこの裁判に、希望を探しに来ています」。机上の左手を握りしめ、彼女は支援者たちにこう言った。
川崎市・桜本の多文化交流施設「川崎市ふれあい館」の館長、崔江以子さん(1973年生)。2016年以降、ヘイトブログなどで彼女を攻撃してきたレイシストを相手取り民事訴訟を闘う彼女が、昨年12月8日、弁論後の報告集会で口にしたのは、「希望」だった。
彼女を形成したのはその「ふれあい館」での日々だ。出会いは通名で生活していた高校時代。教師の熱心な誘いに根負けし、嫌々行ったそこは、「嘘をつかずに生きられる世界」だった。
1995年、同館に就職し、最初は学童保育を担当した…。(以上は抜粋になります。全文ご覧になるには本誌をご覧ください。定期購読のお申し込みはこちらへ。https://www.io-web.net/subscribe/