スポーツでも同じ舞台に~vol.8 -朝鮮高級学校の高体連加盟

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朝鮮高級学校(朝高)は長い間、日本の高校スポーツの総本山・全国高等学校体育連盟(高体連)が主催するすべての公式試合に出場できなかった。 高体連が加盟資格を学校教育法第1条で定める「学校」(1条校)に限定し、各競技団体もこれにならっていたためだ。朝鮮学校の生徒はなぜ同じ舞台に立てないのか―。固く閉ざされた扉を開こうとする動きは大阪から始まった。

 

理不尽に奪われた希望

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朝鮮高級学校が初めてインターハイに出場した1994年大会のボクシング競技のようす。左が、モスキート級で銅メダルを獲得した東京朝高の金賢選手(朝鮮新報提供)

朝高の高体連加盟問題は1990年5月、大阪朝鮮高級学校の女子バレーボール部をめぐって起きた一つの出来事が発端となりクローズアップされる。
同年3月、同部が大阪高体連への新規加盟を認められ、府の春季大会へエントリーする。資格のない朝高に出場を認めてしまった高体連側の「ミス」だったのだが、これが後に大きな問題を引き起こす。同大会の1次予選を突破し、2次予選出場を決めた大阪朝高に大阪高体連から連絡が入った。「規約上、朝鮮高級学校は高体連へ加盟できないことに気づいた。大会には出場できない」。いったん参加を認められ、予選を勝ち進んでいたのに、途中で締め出されたのだ。

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