古い預金通帳、久米宏さんと「はだいろ」
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家のタンスの中を整理していたら古い預金通帳が出てきた(写真)。三井銀行の通帳だ。
三井銀行は住友銀行と合併して現在は三井住友銀行になっている。中を見ると、最後の記入日が1989年1月になっている。ずいぶんと古い通帳だ。
昔、預金は全部引き出したと思うのだが、もしかしたら預金が残っているかもしれないので、何とかしたいと三井住友銀行の支店に行ってみた。
しかし、大きな問題が一つあった。それは口座の名前が私の本名ではなく「日本名(通名)」になっていることだ。「日本名」は学校生活では小学校3年までしか使っていない。その後の生活で、外国人登録証に「日本名」が記載されていたこともあったりした。
しかし、この預金通帳がなぜ「日本名」になっているのかがわからない。
銀行で預金がどうなっているのか確認できるのか聞いてみると、この「日本名」の人物が私であることを証明することができる公的な書類が必要だと言われた。
入管に外国人登録原票を取りに行けば証明できると思うのだが、たぶん預金が残っていないと思われるものにそこまでするのかと悩んでいるのだ。
ニュースステーションのキャスターを務めたことなどで有名な久米宏さんが今年1月1日に亡くなったというニュースが先月に流れた。
久米さんに取材したこともお会いしたこともない。しかし、一つだけ思い出というか、久米さんのおかげで知ったことがある。
5年ほど前のこと、久米さんが発信していたYouTubeを見ていると、久米さんが次のようなことを語っていた。
色鉛筆やクレヨンの色に昔は「はだいろ」という色があったが、今は「はだいろ」とは呼ばなくなった、そのことを今まで知らなかった、驚いた、恥ずかしいことだ…。
その話を聞いて私も驚いた。私も「はだいろ」という呼び方がなくなったことをその時まで知らなかったからだ。
そのことを題材にコラムの原稿を書いたのが懐かしい。
そのコラムの一部を紹介してこのブログを終わりたい。
「しかし、今は「はだいろ」と呼ばない。20世紀の終わりごろから呼び方が変更され、「うすだいだい」「ペールオレンジ」と呼ばれている。変更されたのは、世界の人々の肌の色はいろいろだから。恥ずかしいことに今年に入るまで変更されていることを知らなかった」(k)








