心の成長
広告
今年4月から朝鮮学校に入学した我が子は、学校がとても楽しいようで帰ってきても色々と話を聞かせてくれている。
ある日、学童に迎えに行った帰り道、我が子と仲のいい子が転んで頭にけがをしたそうで、「すごく痛そうで、○○オンマが迎えにきたんだよ」と心配そうに報告してくれた。
その週末、オモニ会活動で集まる用事があり、学校で作業をしていると、ちょうどその場面を見ていた違うオンマが顛末を語ってくださった。
帰り際、通学バスに誰が一番乗るかを競争し走っていたところ、ひとりのトンムが転んで頭をうち、額部分が腫れ上がったという。早く冷やさなきゃという言葉を聞いた我が子ともうひとりの子が、お弁当箱を冷やしていた保冷剤を取り出して冷やそうとした。
それを見ていたとあるオンマが「でもこれもうぬるくなっているから、教員室から持ってくるよ」と言うと、今度は水道水で保冷剤を濡らしてきたという。「うん、でも、これも水がぬるくなっているからね~」というと、今度は冷水器まで走り、冷水で保冷剤を洗って持ってきて、冷やしてあげたのだという。
「それみて、すごいほっこりしちゃって!」と話してくださった。
友だちを心配して、あれこれしてあげれるのだな、子どもはいつの間にか心もしっかり成長しているのだなと感動した。(愛)