朝鮮のアニメーション『령리한 너구리(かしこいタヌキ)』の歌詞
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最近学校で、朝鮮の有名なアニメーション『령리한 너구리(かしこいタヌキ)』を見たという我が子。
『령리한 너구리(かしこいタヌキ)』大好きな私としては、ようやく下の子どもも興味をもって観始めてくれたことがうれしかった。
※画像は朝鮮新報記事よりhttps://chosonsinbo.com/jp/2023/10/12rh-15/

同僚に朝鮮土産で頂いた『かしこいタヌキ』キャラ入り靴下
『령리한 너구리(かしこいタヌキ)』は朝鮮語読みで「リョンリハンノグリ」と読むのだが、我が子は最初それを「ゾンビパンノグリ」(※パン=半)と聞き間違え、半分ゾンビになったタヌキの話だと思ったらしい。それを聞いて、そんなアニメーションは見たくはないと思いながら、笑った。
子どもと色々話していると「学校で『령리한 너구리』の歌も習ってみんなで歌っているよ」と教えてくれた。
オープニング曲の歌詞のことなどいままで気にもとめていなかったが、この話を聞き、改めて歌詞を調べてみた。
손잡고 나란히 뚸어놀때면
한없이 다정한 친한 동무들
경기에선 서로서로 양보를 모르네
높은 산 깊은 강 앞을 막아도
지혜로 헤쳐온 슬기로운 동무
1등에선 양보없는 령리한 너구리
(日本語訳)
手をつなぎ並んで遊ぶ時は
底抜けに仲の良い仲間たち
試合ではお互いに譲歩を知らないね
高い山 深い川 前をふさいでも
知恵で 乗り越えてきた かしこい 友達
1位では 譲らない かしこいタヌキ
まだうまく歌えないという我が子と共に、ひとつひとつ歌詞を確かめながら練習してみた。とても可愛らしいし、作品のコンセプトが的確に言い表されている歌詞だと思った。
『령리한 너구리』は1987年に朝鮮の「4.26児童映画製作所」で制作されたアニメーション。「4.26児童映画製作所」は月刊イオ2010年10月号の特集「アニメーションの世界」で平壌支局記者が取材し、誌面にて紹介した。(※月刊イオ2010年10月号バックナンバーの在庫がないので、特別に誌面を掲載)
この特集からすでに15年の月日がたち、現在は技術の進歩が相当進んでいると思う。実際、最新版の『령리한 너구리』は1話の頃と比べて、色味輪郭すべてにおいて現代版になっている。(私としては、1話の頃のアニメーションも味があって、好みだ)。
子どもは家でも『령리한 너구리』を楽しんで観ている。
今回歌詞を調べたことで、『령리한 너구리』熱がまた再燃した。今後また朝鮮アニメーション第2弾についてもいつか掲載できたらと思う。(愛)