初1、朝鮮語を学ぶ
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年度が切り替わると、子どもたちの学習道具含め色々と処分をするのだが、未だに捨てられないものがある。
それは上の子が初級部1年生の頃に使っていた朝鮮語の教科書(下)。
カバーはひどくボロボロで、教科書には書き込みがある。
この書き込みをされた教科書をみると、幼いながらに朝鮮語を習得しようと頑張る当時のその様子が思い出され、なんだか可愛らしく、いまだに捨てられないのだ。
数年の時を経て、今度は下の子が、初級部1年生になった。
最近は習いたての朝鮮語を、たくさん披露してくれる。
保育園の頃のお友達に会った時は、「『アンニョンヒ』はバイバイなんだよ」と聞かれてもいないのに教え、「アンニョンヒ~!」と言いながらバイバイしている。
また、校歌をやっと覚えてきたのだが、言葉の意味を全部わかっていないので、所々ちゃんとした朝鮮語ではなくめちゃめちゃ雰囲気で歌っている(笑)。
それを上の子が突っ込みをいれると下の子が照れ笑いをし…。
そんな子どもに、「ウリハッキョ(朝鮮学校)で一番楽しいのはなに?」と聞いてみた。
すると「운동장!(ウンドンジャン運動場)で、次に국어시간(朝鮮語の時間)」と答えた。
どうりで、毎日アオタンや小さな傷が絶えないはずだと思った一方、朝鮮語の時間も楽しいと言う子どもを微笑ましく思った。
スポンジが水を吸収するように、毎日新たなウリマル(朝鮮語)を身に着け披露してくれる日々は、毎回新鮮だ。(愛)