子の入院と退院で医療関係者に感謝した話
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もう結構前のことだが、下の子どもが重度のトビヒになり、入院した。
幸い病院での治療が順調に進み、もうすっかり良くなり退院することができた。
年始の私自身の入院に続いての、家族の入院となってしまったのだが、これがなかなか大変だった。
入院の5日前から謎の発疹がでてきて、小児科で見てもらうも「なんだろね? 皮膚科でみてもらって」と言われ、過去行ったことのある皮膚科だと思っていたクリニックに行ったのだが、これが間違いだった。皮膚科専門医ではなかったためか、接触性アトピーと言われステロイドの薬を出されてしまったのだ。そこから悪化の一途をたどり、あまりの全身の皮膚の悪化具合に朝まで待てず、救急車を呼んだ。
救急隊の方が適した病院をやっと探してくれて(2件断られた…)、小児科のお医者さんに診てもらうことができ、入院が決定。この時点では、まだ診断がおりず「カポジ水痘様発疹症疑い」として、入院治療することになった。深夜12時に病棟にようやく入院ができ、点滴とともにワセリンを塗ったパッドを全身に巻いてくれる処置をしてくれたのだが、子どもはあまりの痛さに泣き叫ぶ。。。完全看護の病棟だったため、病棟のお医者さんが「おかあさん、僕が寝かしつけするので、一旦帰っていいですよ。もう遅いし」と言ってくれて、病院をでたのが深夜1時だった。
タクシーで帰宅し、若干の食事(自分の夕飯をとれていなかったのだ)と睡眠を取り、荷物をまとめて、また病院へ。身体全体に包帯を巻き、点滴しながら泣き疲れて寝ている子どもをみて、申し訳なさがこみ上げた。
子どもの病室では、本人以外は飲食は禁止、また手袋とビニール製の防護服を着て入らなければならなかった。看護って大変だな、と思ったが一番きついのは入院している本人ということは身に染みてわかっていたので、子どもが好きな本やぬいぐるみなどを購入しては持って行った。
面会時間が限られているので夜8時には否応なしに病院をでなくてはならず、子どもは一人で寝るのが一番怖かったようで、目をぎゅっと固くつむりながら早く寝ようとしていた。幼いながらに現状を受け入れて頑張っている姿に、私も胸がぎゅっとなった。
治療は順調に進み、日に日に元気を取り戻して、皮膚の状態も明らかに良くなっていった。入院7日目にやっと診断名もおり、10日目にやっと退院することができた。
医療って本当に素晴らしい!!!と実感した。
今回、救急車を呼んだ時も、救急隊員さんが私の動揺している話をちゃんと整理して、的確に説明して、励ましてくれた。
病院に運ばれた時もお医者さんたちが痛みで泣きわめく我が子を、共感して励ましながら治療にあたってくれたり、看護師さんも我が子のゲーム話に付き合ってくれたりと、医療関係者たちのあたたさに触れた。
ちゃんとお礼を言えなかったのが少し心残りだ。
今年はありとあらゆることが起きてなかなかきつかったので、もう何事もなく、早く2024年が無事に過ぎ去ってほしいと願っている。(愛)