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歴史に刻まれた6.12朝米首脳会談

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 今日6月15日は2000年に実現した初めての北南首脳会談で共同宣言が発表された日である。6月25日は朝鮮戦争が始まった日とされている。そして新たに、6月12日が歴史的な日として記録されることとなった。
 6・12――初めての朝米首脳会談の実現と共同声明が発表された日として歴史に刻まれることになる。両国国旗の前で両首脳が固く握手する姿は今後、繰り返し目にされるだろう。

 朝米共同声明では、大きく4つのことが合意された。
1. 朝鮮民主主義人民共和国とアメリカ合衆国は平和と繁栄を願う両国人民の念願に基づいて新たな朝米関係を樹立していくことにした。
2. 朝鮮民主主義人民共和国とアメリカ合衆国は朝鮮半島で恒久的で強固な平和体制を構築するために共に努力する。
3. 朝鮮民主主義人民共和国は2018年4月27日に採択された板門店宣言を再確認し、朝鮮半島の完全な非核化に向けて努力することを確約した。
4. 朝鮮民主主義人民共和国とアメリカ合衆国は、戦争捕虜および行方不明者の遺骨発掘を行い、すでに身元が確認された遺骨を即時送還することを確約した。

 1と2は、朝鮮と米国は、朝鮮戦争を終結させて平和協定を結び、国交正常化を実現させるために努力することを約束したものだと私には読める。その上で朝鮮半島の非核化の実現。会談後の姿や報道を見ていると朝米両国とも会談と合意内容に満足していることがわかる。
 3年間の朝鮮戦争では北と南など合わせて500万人の死者が出たと言われている。朝鮮全土は米国の猛烈な爆撃を受け、特に平壌は完全に廃墟となった。「朝鮮が復興するには100年かかる」とまで言われたほどだ。米国は核爆弾の使用も考えていた。そして、休戦後も米国は一貫して朝鮮の政権を崩壊させるために、軍事的・経済的圧力をかけ続けてきたのだ。
 その朝鮮と米国の首脳同士が直接会って話し合い共同声明が発表されたのである。日本のマスコミは、「具体策がない」などと言って文句をつけているが、とてつもない大きな意義があり画期的な出来事だ。スタートを切ったにすぎないとも言えるが、偉大なスタート、第一歩だと強調しておきたい。

 声明にも明記されているが、今後すみやかに政府間で話し合いが持たれ具体的なことが決められ積み重ねられていくことだろう。休戦協定が結ばれた7月27日、8月15日の解放の日、9月9日の朝鮮の建国70周年にどのような行事が行われるのか、文在寅大統領が秋に平壌を訪問するのか、今後も朝米首脳会談が平壌やワシントンで開かれるのか……板門店宣言、朝米共同声明の履行の中で、これからの様々な日程がどのように進められていくのか。歴史・世界の大きな変化を目撃したい。最後になったが、朝・日の会談にも期待したい。(k)

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