朝鮮の国立交響楽団の演奏をまた聴けるのはいつか
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わが家にあるクラシックのCDの一部
最近見るようになったのはクラシック音楽を解説するユーチューブだ。昔、少しクラシック音楽を聴いていた時期があり何度かコンサートにも足を運んだ。
クラシック音楽に関しても素人なので、有名な作品しか聞いていない。その狭い知識のなかでの好みなのだが、やはり好きなのは傑作の森と言われたベートーヴェンの一連の作品だ。
クラシック音楽について語るときに同時に語られるのがオーケストラや指揮者の話。オーケストラとしては、ドイツのベルリンフィルやオーストリアのウイーンフィルなどが有名だ。指揮者はベルリンフィルのフルトヴェングラーやカラヤンの名前はよく知られている。
朝鮮にもオーケストラがある。朝鮮民主主義人民共和国国立交響楽団だ。このオーケストラ、日本で公演をしたことがある。
今回改めてネットで調べてみると1992年6月に東京と大阪で公演している。
私は東京での公演を聴きに行っている。どのような演目だったのかまったく忘れてしまった。一般的な西洋のクラシックの作品と朝鮮の音楽を演奏したと思うのだがどうだったか。しかし、その演奏には十分に満足したことは覚えている。
その他、朝鮮の国立交響楽団は、2000年8月、韓国を訪問しソウルで演奏会を開いている。また、2011年10月、日本の指揮者、井上道義さんが訪朝し、日本人として初めて公式に朝鮮の国立交響楽団を指揮している。
ベートーヴェンの数多い作品の中でも好きで何度も繰り返し聞いていたのがピアノ協奏曲 第5番変ホ長調だ。「皇帝」という名前を挙げたほうがわかりやすいだろう。雄大な曲調は「皇帝」と呼ぶにふさわしい。
「皇帝」の曲を聴くと思い出すのは映画「コンペティション」だ。1980年制作のアメリカ映画で主演はリチャード・ドレイファス。上京してすぐの時に映画館に観に行った作品だ。ピアノコンクールを舞台にした映画でリチャード・ドレイファスが決勝で演奏するのが「皇帝」だ。
機会があればまた観たいと思っている。
昔は平壌学生少年芸術団など朝鮮から芸術団が来日していたが、愚かな日本の朝鮮に対する独自の制裁措置により日本で公演できなくなって久しい。また朝鮮の交響楽団の演奏を聴きたいものだ。(k)