牛肉のニラスープ
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今月のテーマ:滋養強壮、エネルギー補給
朝鮮の名医・許浚が1610年に完成させた『東医宝鑑』は、朝鮮初の医学百科事典。疾病や治療法、風土に合う薬剤を整理し、予防医学を提示した同書は、2009年にユネスコ世界記録遺産に登録されました。医食同源の考えの下、牛肉は脾胃(東洋医学でいう消化器系の総合的な働きを指す)を助け、筋骨を丈夫にすると記しています。第2回、第3回では、そんな牛肉を使ったスープを紹介します。

牛肉のニラスープ(소고기와 부추의 국)
材料(4人前)
| 牛の切り落とし肉 | 200g |
|---|---|
| 水 | 1000ml |
| ニンニクのすりおろし | 小さじ1 |
| ニラ | 1把 |
| しょうゆ | 大さじ1 |
| 白だし | 大さじ1 |
| 塩 | 適量 |
| ゴマ油 | 適量 |

【作り方】
- 牛肉は包丁で刻んで荒いミンチ状にし、そこにニンニクのすりおろしを入れ一緒に叩く。
- 鍋にゴマ油をひいて①としょうゆを入れ、色が変わるまで炒める。
- ②に水を入れ、強火にして沸かす。
- ③が沸いたら、アクを取り、白だしを加えて、塩で味を整える。
- スープを器に注ぐ直前に鍋にニラを入れて火を消す。
※ニラは火を入れすぎると、くたっとして色も食感も悪くなるので直前に入れる。お好みで豆腐を入れても良い。
【スープのお共に】大根のチヂミ(무우지짐)
材料(4人前)
| 大根 | 200g |
|---|---|
| 小麦粉 | 1/2カップ |
| 水 | 1/2カップ |
| 米粉 | 大さじ1 |
| 白だし | 大さじ1 |
| ゴマ油 | 適量 |
タレ
| しょうゆ | 大さじ2 |
|---|---|
| みりん | 大さじ1 |
| ゴマ油 | 大さじ1 |
| ネギのみじん切り | 大さじ1 |
| すりゴマ | 大さじ1 |
※お好みでエゴマの葉を細く刻んで入れても◎

【作り方】
- 大根は千切りにしておく。
- 小麦粉、水、白だしを入れよく混ぜておく。
- ①と②を混ぜ合わせておく。※時間をおくと大根から水分が出るので、生地が柔らかい時は小麦粉を少量足す。
- フライパンにゴマ油をひき、③をスプーンで掬い、丸く形を作り焼く。
- タレをかけたら完成。
ポイントはココ!
ニラは起陽草とも呼ばれ、日本では江戸時代に薬草として扱われていました。旬は3月から5月です。身体をあたためる働きがあり、足腰の冷えや腰痛にいいとされています。
1月号でも紹介した大根は薬膳において、消化促進、のどの不調や咳の緩和、胃腸の熱を取り除く効果が期待できる食材です。
作ってくれた人 金慶齢さん
きむ・きょんりょん●漢方薬局で勤めている薬剤師、国際中医師、薬膳料理研究家。








